シャドーハウスの【第2巻】に掲載されている13話~24話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
顔のない一族である「シャドー」。
そしてその”顔”の役割を果たす、お世話係の「生き人形」。
シャドーと生き人形が貴族のまねごとをして暮らす、奇妙な館の謎とは……
※以下ネタバレを含むので、先に無料で読みたいという方は下記から無料で読む方法をご覧ください。
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Contents
シャドーハウス【2巻】のあらすじ
同じ班のローズマリーやサラに、館のことを教えてもらうエミリコ。と、こびりつきの集合体である”亡霊”の出現を示す緊急用のベルが鳴り響いた。
ローズマリーが”すす病”になってしまったものの、なんとか亡霊を撃退することに成功したエミリコ達。しかしラムが亡霊騒ぎの原因の濡れ衣を着せられそうに。庇ったエミリコ、そしてショーンも含めて3人はバービーから深夜の見回りを命じられる。
見回りをする中で、フードを被った正体不明のお影様と出会うエミリコ達。そしてとうとう”お披露目”も始まる____!
この先ネタバレを含みます。アニメ派の方や未読の方はお気を付けください。
シャドーハウス【2巻】のネタバレ
【13話】授業
今日は初めての授業の日。”生き人形”達が知らないことを班で教え合う日だ。
前回と違い、朗らかに接してくるミア。戸惑うエミリコだったが「あれはサラ様の感情よ」とミア。ミアはサラの言葉を代弁していただけなのだ。
授業と言っても堅苦しく考えなくても良いと、班長のローズマリー。班のみんなでエミリコに、”生き人形”と”シャドー一族”が住む館の案内をしてくれることになった。
”生き人形”の集合場所である「掃除用具の間」や「学びの間」を見せてもらう。
この屋敷は二重構造になっており、シャドー家の生活空間の下に生き人形の空間があると説明するローズマリー。
最後にエミリコは、「お披露目の間」に案内してもらった。”お披露目”では、お影様(シャドー一族)と生き人形の適正を見られるらしい。
”お披露目”が終わると、シャドー家のものは”顔つき”=成人となる。つまりエミリコの主であるケイトは、まだ試用期間なのだ。
もう少し詳しくお披露目について聞きたいエミリコだったが、”お披露目”のことは詳しくは話せないとローズマリーに言われてしまう。
サラ「生き人形はシャドー家に対して忠誠心以外の心を持ってはいけない」
(出典:シャドーハウス13話)
色々質問するエミリコに対し、サラは大事な教えを復唱する。シャドー家にとって良い人形でないと、処分されてしまうのだ。
「そういえば”偉大なるおじい様”って…」とエミリコが声に出すと、「しっ!」とローズマリー。
”偉大なるおじい様”という呼び方はシャドー家の呼び方である。
ローズマリー「私たちは『シャドー家を統率するシャドーハウスの王
私たち生き人形の生みの親
偉大なる創造主様』と呼ぶわぁ」(出典:シャドーハウス13話)
生き人形はこのように呼ばなくてはならないとローズマリー。
しかし生き人形が呼ぶと存在を穢す(けがす)ことになってしまうので、滅多に口に出してはいけないとも補足する。
と、その時”亡霊”の出現を示す「緊急用のベル」が鳴り響いた___。
- ”お披露目”が終わるとシャドー家は”成人”となる
- ”生き人形”はシャドー家に対して忠誠心以外の心を持ってはいけない
- シャドーハウスの王は”偉大なるおじい様”
【14話】亡霊
”星つき”バービー
掃除用具の間に戻ってきたエミリコ達。慌てて”すすコート”を身にまとう。
亡霊とはこびりつきの集合体のことを示すようだ。亡霊と対峙するのは、ローズマリーやミアたちにとっても初めての経験とのこと。
巨大かつ意思を持って動くすすに対し戸惑っていると、
バービー「グズグズするなノロマども!」
(出典:シャドーハウス14話)
と怒声が響き渡った。前にエミリコが目撃した、髪にリボンをたくさんつけた生き人形だ。彼女は”星つき”で名をバービーと言う。
星つきは偉い生き人形のことで、班長であるローズマリーよりも身分が上なのだ。
なんとか撃退
エミリコを庇い、”こびりつき”に襲われてしまうローズマリー。こびりつきは蜘蛛のように形を変え、天井へ。そのためローズマリーが首つりのような状態になってしまう。
肩でローズマリーを支えようとするミアだったが、暴れるローズマリー。”顔”が傷つくことを嫌がるミア。
”こびりつき”には水が効くと言うルウの助言により、機転を利かせたエミリコの活躍のおかげでなんとかローズマリーからこびりつきを排除することが出来た。
しかし様子がおかしくなってしまったローズマリー。”すす病(すすやまい)”になってしまったのだ。
”すす”が動き出さないように、きちんと掃除をしなければならないと学んだエミリコだった。
- ”亡霊”とはこびりつきの集合体のこと
- ”星つき”は偉い生き人形のこと
- こびりつきには水が有効
【15話】動く人形
パンちゃん
「おはようパンちゃん」と、自分で作ったぬいぐるみに挨拶するエミリコ。ケイトから貰った服で作った、自作のぬいぐるみだ(10話参照)。
エミリコの声に反応したのか、ぴょんっと動くパンちゃん。エミリコは驚いてもう一度呼びかけてみるも反応はない。
ケイトの部屋の掃除をしていると、掃除して動かしたものはちゃんと元の場所に戻してと怒られてしまうエミリコ。
どうやらケイトが作ったぬいぐるみの位置が変わっているようだ。
「ケイト様のぬいぐるみも動いたんですか?!」と喜ぶエミリコだったが、言い訳しないでと叱責するケイト。
でもぬいぐるみが動くところを見たと言うエミリコ。と、その時エミリコのポケットからパンちゃんが飛び出した。
ケイトの力
ケイト「”生き人形”は偉大なるおじい様の力で命が吹き込まれているのよ
人形やぬいぐるみが勝手に動くわけないわ」(出典:シャドーハウス15話)
信じようとしないケイトだったが。ケイト様にも偉大なる力が備わっているのでは?とエミリコ。
エミリコに言われ、ケイトは念じてパンちゃんを動かそうと試みる。反応したパンちゃんを見て、自分にこんな力が…と戸惑うケイト。しかし他の大きい人形は動かせないようだ。
ケイトが作ったぬいぐるみにも反応することから、ケイトはすすを動かせるのでは?とエミリコ。
パンちゃんの中にも、エミリコはこっそりケイトが作ったすすだるまを入れていたらしい。
エミリコ「替えの綿がなかったので…それに大切なものには大切なものを入れたかったんです
これならいつでもケイト様を近くに感じられます」(出典:シャドーハウス15話)
- ”生き人形”は偉大なるおじい様の力で命が吹き込まれている
- ケイトは「すす」を動かせる
- パンちゃんの中にはケイトの「すす」が入っている
【16話】洗浄の日
”すす”を操れるケイト
”すす”を自分の意思で動かす練習をしているケイト。
他の生き人形に早くケイトの力を自慢したいというエミリコに、ケイトはまだ誰にも話さないで欲しいと伝える。
シャドーがこんなこと出来るなんてケイトも知らなかったので、慎重に事を運びたいようだ。
良くない感情でシャドー一族から出る”すす”。悪意を持って動き出た”すす”を、”こびりつき”と呼ぶ……。
ケイトのように意識して動かすことも出来る、即ちこの前の亡霊騒ぎも誰かが動かしていたのでは?と考えるエミリコだったが、余計なことを考えてはいけないと自制する。
”生き人形”はシャドー家に対して
忠誠以外の心を持ってはいけない
という教えを思い出したからだ。
洗浄の間
エミリコを呼びに来たミア。今日は「洗浄の間」で綺麗にしてもらう日なのだ。
男女に分かれ、一区画に二人ずつは入っていくとミアから教えてもらうエミリコ。
石鹸で満たされたプールのような場所に漬かる二人。
エミリコ「大掃除の後お湯に漬かったとき 私怖かったんです」
(出典:シャドーハウス16話)
とエミリコ。水が体の中に入って壊れてしまうのではと心配だったらしい。
生き人形は精巧に作られているから問題ないと言うミアに、精巧とはどういう意味なのかエミリコは聞き返す。
エミリコは言葉もあまり分からないし、文字も読めないものが多いのだ。そんなエミリコに対し、ミアは生まれた時から文字が読めたという。
”生き人形のスタートライン”は人形によってそれぞれなようだ。話しながらシャワーを浴びる二人だが、ミアの背中にたくさんの傷がついていることに気づくエミリコだった。
その後頭をセットしてもらったり、爪を綺麗にしたり、背丈をはかるエミリコ達。”洗浄”後ゆっくりしていると”すす病”から復帰したローズマリーが現れた。
すす病とは、こびりつきが体内に入り込み、放っておくと”生き人形”が壊れる恐ろしい現象の事らしい。
水をたくさん飲んで、体の中のすすを流すことで元に戻るようだ。
- シャドーが「すす」を動かせることはケイトも知らなかった
- ”生き人形”のスタートラインは人形によって異なる
- ”すす病”は、こびりつきが体内に入り込み、放っておくと”生き人形”が壊れる現象のこと。
【17話】星つき
聞き取りを行うバービー
”お披露目”が近いので、自主的に勉強しているケイト。生き人形同士は交流可能だが、”お披露目”前はシャドーだけでは外に出ることは禁じられているのだ。
広間に集められた”生き人形”たち。先日の亡霊騒ぎについて、バービーたちが聞き取りを開始した。亡霊が出たのは、どこかの班が掃除をさぼったせいだと考えているのだ。
聞かれたことに答えるミアだったが、「わたしは班長(ローズマリー)に聞いたんだ」とバービーに怒られ、お腹を蹴られてしまう。エミリコは「いきなり蹴るなんてひどい」と声をあげる。
エミリコにも怒鳴ろうとするバービーだったが、黒髪の少年”生き人形”によってぶつかられ、遮られてしまう。
目が悪いのでと言い訳する黒髪少年に、眼鏡をかけろと言うバービーだが「主人がかけていないのに自分がかけるのはおかしい」と黒髪少年は反論する。
亡霊騒ぎの責任
一方、よろけて掃除道具を落っことしてしまうショートカットの少女の”生き人形”。
どんくさい彼女は亡霊騒ぎの責任を押し付けられそうになるが、庇うエミリコ。
庇うなら原因を探し出せとバービーに言われ、エミリコとショートカットの少女、そして割って入った黒髪少年のの3人は深夜の見回りをしなくてはいけないことになった。
原因が分からない限りは、ショートカットの少女が騒ぎの原因だと上に報告されるのだ。
ミアは、バービーには気を付けたほうがいいとエミリコに助言する。バービーのお影様は実力者だという。
- ”お披露目”前はシャドーだけで外に出ることは禁じられている
- 星つきバービーのお影様は実力者
【18話】深夜の見回りにて
ショーン
深夜の見回りをすることになったエミリコたち。自己紹介をしようと言うエミリコだったが、ショートカットの少女は人見知りのようだ。
黒髪の少年の名はショーンという。
見回りをするも、4日経ってもエミリコ達は特に発見できないでいた。5日目の夜には、ショーンがついに毛布を持ってくる。
睡眠不足で部屋の掃除にも支障が出ているし、バービーは意地悪で主人と仲たがいさせたいだけだとショーン。
エミリコ達の分の毛布も持ってきてくれたようで、3人は広間で寝ることにした。
ラム
寝そべりながら話していると、突然泣き出し、謝罪するショートカットの”生き人形”。
自分のせいで二人に迷惑をかけている、見回りはやめようという彼女に対し、やっと喋ってくれたと喜ぶエミリコ。
彼女の名はラムと言うようだ。
自分は失敗作であり、いらない子であると卑下するラムに、
エミリコ「私も失敗作と言われたことがあります
でもケイト様はそんな私を見守ってくれています
誰かが必要としてくれます
いらない子なんてことはありえません!」(出典:シャドーハウス18話)
とエミリコは励ますのだった。
そんな時に、フードを被った何者かが3人の前に現れた。
- 黒髪短髪♂の生き人形:ショーン。
- 黒髪ショートカット♀の生き人形:ラム
【19話】余計なこと
フードのお影様
”亡霊”なのかと逃げ出しそうになるエミリコ達だったが、フードの人物はお影様(シャドー家の誰か)だった。
「困ったな…私が深夜に歩いているのを見られてしまった」と、フードのお影様。
緊迫した空気が流れたが、「何か困っていることがあればお助けします!」と明るく言うエミリコのおかげで場が和む。
フードのお影様「私は君たちの敵ではない
味方でもないが」(出典:シャドーハウス19話)
お影様に言われ、エミリコ達は逃げ出したラムを探しに行くことになった。
「お前は変な奴だな」とエミリコに言葉を投げかけるショーン。
”余計なことを考えるな”というのが、生き人形のルールなのだ。主人の為に生きるのが生き人形であり、他のことに気を回す必要はないというわけだ。
しかしエミリコはラムのことを心配して探している。とはいえ、ショーンもバービーに逆らっている。お互い優秀じゃないなと言い合うエミリコとショーンであった。
ショーンの笑顔
お腹を鳴らしたショーンに、ポケットからパンを差し出すエミリコ。
エミリコの突拍子もない行動に、ショーンは思わず笑ってしまう。初めてショーンが笑顔を見せてくれたことに、エミリコは喜んだ。
ミアに前に書いてもらった地図を頼りにラムを探すエミリコ達。通ったところは、フードのお影様が塗りつぶしてくれた。器
まだ行っていない場所は「玄関へと続く廊下」だ。外に出ることは禁止されているし、廊下を通ることも禁止事項だが、朝までにラムを見つけ出したいエミリコは果敢に進んでいく。
しかし廊下にはトラップが仕掛けてあった。ショーンによって助けてもらうエミリコ。彼の助けがなければ無数の矢がエミリコの体を突き刺すところだったのだ。
- フードのお影様は、こっそり深夜徘徊しているらしい
- 外に出ることは禁止されている
- 外へと続く廊下には罠が仕掛けて合った
【20話】親切なお影様
亡霊騒ぎの原因
フードのお影様は罠の事を知っていたのでは…と考えるショーン。しかし勿論口には出さない。
ちなみにフードの人物が亡霊じゃないと気づいたのは、香水の匂いがしたかららしい。シャドー家のものは皆香水をつけているのだ。
引き続きラムの捜索をしていると、壁の向こうから彼女の悲鳴が聞こえてきた。地図には向こうへ続く扉は書かれていなかったが、壁の一部が回転扉になっていることに気づくエミリコ。
抜けた先には、こびりつきに怯えるラムがいた。こびりつきをやっつけるエミリコ達。どうやらこの部屋の天井からすすが漏れているのが”亡霊騒ぎ”の原因のようだ。
「この部屋はすす処理の間にすすを流すために中間施設だね」とフードのお影様。フードの人物も、こんなところに部屋があるとは知らなかったとのこと。
”生き人形”達が掃除で集めたすすは、”すす処理の間”に送られ、”すす炭”として加工される。そしてシャドーハウスの大切なエネルギー源になると説明するフードのお影様。
無事に原因を突き止めることが出来たエミリコ達。一方、フードのお影様は1人、何かの部品を中間施設にて戻していた____。
亡霊騒動、解決
亡霊騒動の原因が”星つき”の管理の問題かもしれなかったことに悔しがるバービー。そんな彼女を見てミア達は盛り上がる。
ミアが書いてくれた地図が役立ったとエミリコ。ミアとエミリコはお手紙交換をしているのだ。文字が得意でないエミリコは、地図のお礼に手作りのぬいぐるみをあげていた。
書き込まれた地図を見て、何かに気づくミアだったが、時間が来たためエミリコ達と解散する。
場面は”すす”だらけのミアの部屋に移行する。部屋は乱れ、至る所にすすの手跡がついているがミアに驚く様子は見られない。
床に転がった、ばらばらになったぬいぐるみ(エミリコから貰ったもの)を見つめながら「サラ様…」とつぶやくミアであった。
- シャドー家は皆それぞれ香水をつけている
- ”生き人形”が掃除で集めた「すす」は「すす処理の間」に送られ「すす炭」として加工される
- 「すす炭」はシャドーハウスの大切なエネルギー
【21話】前夜
考えないノート
ケイトから明日が”お披露目”の日だと聞き驚くエミリコ。ケイトは二人で勉強したかったが、エミリコが深夜の見回りを命じられていたため叶わなかったのだ。
とりあえず今は寝るのがエミリコの仕事よと言うケイト。落ち込むエミリコだったが、エミリコに百面相をさせ癒されるケイトだった。
一方、ミアはサラによって折檻されていた。それが彼女らの関わり方のようだ。
お披露目を前にして、色々と気になってしまい眠れないでいるエミリコ。
彼女は「考えないノート」を作り、余計なことは全部書いて忘れることにした。
まずはローブのお影様について書き留めるようとするエミリコ。しかし名前も分からないし、声もしゃがれている上に性別すらわからない。
こびりつきについても、謎だらけだ。”こびりつき”は”すす”が悪意を持って動き出すことだが、ケイトのすすが入っているパンちゃんは結構時間が経っているのに勝手に動くことは無い。
そして何よりも「シャドーハウスがなんなのか」気になるエミリコ。
”星つき”になったら色んなことが知れるかもしれない。星つきになろう!と目標を掲げるエミリコだった。
サラによる折檻
エミリコが自室に戻ったころ、ミアはサラによって折檻をされていた。
サラ「私たちは星つきにならないといけないのよ!
”偉大なるおじい様”に認められるのは私たちなのよ!
まだ”お披露目”も済んでいない「失敗作」と遊んでいる場合じゃないわ!」(出典:シャドーハウス21話)
サラ「ミアは私(サラ)のためだけに働くの!
ミアは私を輝かせるためにいるの!
ミアは優秀なんだから!」(出典:シャドーハウス21話)
サラに背中を叩かれながらも、口に布を入れて声を出さないようにして耐えているミア。
一方、”お披露目”で失敗したら、おそらく処分されてしまうだろうと考えるエミリコ。
ケイトの事をもっとよく知るために、お披露目に受かりたいと、エミリコは強く願うのだった。
- パンちゃんは、時間が経っていても勝手に動かない
- ミアはサラによって背中を叩かれ、(合意の上)躾けられている
【22話】五対の新人
それぞれ
お披露目前に、よく休めとショーンに声をかけるジョン。彼がショーンの主人であるお影様だ。
そして最近なぜめがねをかけていないのかとショーンに問うジョン。ジョンの目が悪いわけではないので、ショーンは自分が眼鏡なしでも生活できるように慣れようとしているようだ。
そのためジョンがショーンに合わせようと眼鏡をかけるも、
ショーン「ジョン様が俺に合わせるのでは本末転倒です」
(出典:シャドーハウス22話)
とショーンは言い、ジョンのほっぺに口づけて部屋を後にした。
一方、ラムは一度もシャーリー(ラムのお影様)に”お休みのキス”が出来なかったと嘆く。
そして一緒にお披露目試験を受ける新人のことを馬鹿にしているリッキーとパトリック(リッキーのお影様)。
自分たち以外はたいしたことが無い、”お披露目”で期待できるのは俺だけだなと独りごちるパトリックだった。
お披露目当日、ルイーズ(ルウのお影様)はルウの顔にメイクを施し、惚れ惚れしていた。
お披露目はじまる
エミリコら5対の”生き人形”とシャドーたちが、”お披露目の間”に向かっていた。
案内してくれているのは、”特別な生き人形”であるエドワードだ。彼は”おじい様と共にある棟”に住んでいるらしい。
「”おじい様と共にある棟”に続く渡り廊下はなぜ長いんだと思う?」と”生き人形”に尋ねるエドワード。
「警備のためかな」「えらい方々が安全に暮らせるようにですね」と答えるショーンとエミリコだったが、
「”生き人形”が考えるべきことではありません」
(出典:シャドーハウス22話)
とルウとリッキー。
彼らの受け答えを見て、「優秀な”生き人形”もいるね」とエドワードは呟いた。
”生き人形”はシャドーハウスについて余計なことを考えてはいけないのだ。でもローブ様(ローブのお影様)はエミリコ達が自分の頭で考え答えることを嬉しそうにしていた…とエミリコは思い出すのだった。
- ”生き人形”とシャドーは、寝る前に”お休みのキス”を行う
- ”特別な生き人形”は”おじい様と共にある棟”に住んでいる
- ”生き人形”はシャドーハウスについて余計なことを考えてはいけない
【23話】格付け
生き人形 | シャドー |
エミリコ | ケイト |
ショーン | ジョン |
リッキー | パトリック |
ルウ | ルイーズ |
ラム | シャーリー |
顔の優劣
”お披露目の間”に案内されたエミリコ達。しかしそこには誰もおらず、食事やお茶が用意されていた。
自由に会話をしても良いと言うエドワード。近くには、ケイトたちの姿を模した人形が、まるで格付けのように飾られている。一番上にいるのはルイーズとパトリックだ。
初めて他のシャドーたちに会ったルイーズたちは互いの顔について話しだす。どちらの”顔”が優れているか言い争うルイーズとパトリック。俺の”顔”は性格も素晴らしいんだと言うパトリックに対し、
ルイーズ「…? ”顔”に性格があるわけ?」
(出典:シャドーハウス23話)
と不思議そうにするルイーズ。
”生き人形”を純粋に”顔”として見ているルイーズの考え方は評価され、一段格付けが上がった。
”顔”としての振る舞い
一方格付けが下がってしまったシャーリー。ラムと心も表情もばらばらで、他のシャドー達と会話もしないから低評価を下されたのだ。
そんなラムを見かねて声をかけるエミリコだったが、ケイトから離れ「顔」と「体」が分離している行動をとってしまったため、ケイトの人形も格下げの位置に置かれてしまう。
エミリコの”顔”としての振る舞いがひどいとケイトに指摘するパトリック。
普通は自分の名前と近いものを”生き人形”につけるのに、ケイトの名前から離れたエミリコという名前もおかしいとルイーズも続けて批判する。
ルイーズ「ケイトは”顔”を気に入らなかったのねっ
愛されていない”顔”なんだわっ」(出典:シャドーハウス23話)
ルイーズの言葉に、しょんぼりするエミリコ。ケイトの人形は更に格下げされてしまうのだった。
- ”生き人形”の名前は主であるシャドーが付ける
- ”生き人形”の名前はシャドーにとって重要ではない
- ”生き人形”の名前は主であるシャドーの名前と似たものをつけるのが”普通”
【24話】名前
不安がるケイト
こんなに心が離れては”お披露目”に落ちてしまう…とケイトは不安になる。
余計なことを考えて失敗して、他の”顔”に構い、エミリコは名前の事で動揺している。
- ”生き人形”はシャドーの「顔」としてのみ存在する
- 「余計なこと」を考えるのはシャドーに対する反抗である
- どんなことがあってもシャドーに忠誠を誓うべきである
- ”生き人形”同士が仲良くする必要はない
上記のいずれも、エミリコは守れていないのだ。
そんな折にエドワードがピアノを弾きだす。
一体感をみるためにダンスをさせたいのかもとリッキーはパトリックに耳打ちする。
ルイーズとルウ、そしてパトリックとリッキーペアに差をつけられたと焦るケイト。ケイトにはやることがあるので、”お披露目”で落ちるわけにいかないのだ。
ダンスなんてわからないと不安げなエミリコだったが、そんな彼女にラムは指でお礼を示し、ショーンは肩をぽんと叩いて励ました。
2人に勇気づけられ、落ち込んだことをケイトに謝り、「私…頑張ります!」とエミリコは明るく宣言する。
ケイトからエミリコへの想い
エミリコを見ていなかったのは自分自身だと気づくケイト。ケイトはシャドーとしての正しさを求めているわけじゃないのだ。
エミリコは”生き人形”としてはダメだけれど、そんなところが好きなケイト。型どおりじゃないけど、一生懸命で誰にでも優しいエミリコが好きなのだ。
シャドーにとって”生き人形”の名前は重要ではないため、普通は自分の略称や愛称や近い音の名前をつける。しかしケイトはエミリコに自分とは違う”個”であって欲しいと考えているのだ。
ケイト『エミリコ ”お披露目”が終わったら聞いてほしいことがたくさんあるの
わたしの秘密も全部話すわ』(出典:シャドーハウス24話)
エミリコとダンスしながら、脳内でエミリコに語り掛けるケイトだった。
- ケイトはエミリコに自分と違う”個”であって欲しいと考えている
- ケイトには秘密がある
シャドーハウス【2巻】の感想
かなり登場人物が増えてきましたね!
ショーンがかっこよくてお気に入りキャラになりそうです。
しかしそれぞれのシャドーと生き人形の関わり方が、みんな異なっていて驚きました。
信頼関係があつそうなのは、ショーンとジョンかな? エミリコとケイトの仲も癒されます。
ミアとサラには驚きましたが、”生き人形”の役割があくまでシャドーの”顔”であることを考えると、ある意味では正しい関係なのかもしれません。
そしてとうとう”お披露目”が始まりましたね! 今までは(見た目が)少年少女ばかりでしたが、大人の”生き人形”もいることに驚きました。
そしてケイトの抱える秘密が何なのか不思議すぎます。
”生き人形”らしくないエミリコだけど、ケイトも普通のシャドーの人たちとはなんだか違いそう。
3巻も楽しみです😆✨
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