シャドーハウス

シャドーハウス【8巻】ネタバレ・感想

2021年春にアニメ化されたシャドーハウスの【第8巻】を読んだので、あらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。

顔のない一族である「シャドー」。

そしてその”顔”の役割を果たす、お世話係の「生き人形」。

シャドーと生き人形が貴族のまねごとをして暮らす、奇妙な館の謎とは……

※以下ネタバレを含むので、先に無料で読みたいという方は下記から無料で読む方法をご覧ください。

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シャドーハウス【8巻】のあらすじ

「こどもたちの棟」へとうとう視察に来たエドワード。

こどもたちが、特別な珈琲を2週間も飲んでいない秘密はバレてしまうのか…?

とあるキャラクターが再登場するのもこの巻です◎

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この先ネタバレを含みます。アニメ派の方や未読の方はお気を付けください。

シャドーハウス【8巻】のネタバレ

【87話】視察

大人の情報を漏らさないために、セダンチェアに乗り、姿を隠して視察に来たエドワード。

バーバラが案内を申し出るも、エドワードは「必要ない」と断った。

カーテンの陰から手を振るエドワード。その袖口を見たルイーズは「エドワードのお影様かもっ」とパトリックに耳打ちする。

大人はシャドーと”生き人形”が同じ服を着るのか?と戸惑うパトリック。

それを聞いたケイトは、お披露目の時にエドワードはミスをしたのかもしれないと考える。”生き人形”の姿ならば、彼は自身の”生き人形”である「エド」の名前を名乗るべきだ。

ケイトとジョンは大人の一体化の秘密を知っているが、パトリックやルイーズにシャドーの姿で「エドワード」と名乗ったら違和感を持つはずである。

かといって、偽名を使うことは出来ない。なぜならば、彼の子ども時代を知る者が、子どもたちの棟に残っているからだ。

名前をひとつとっても情報の管理は難しいのに、それでもリスクを背負って視察に来たエドワードは、まだ自分の事を疑っているとケイトは推測した。

エドワードの乗るセダンチェアがケイト達の前で停まった。

カーテンから手を出し、ルイーズを指名するエドワード。

話し終わって出てきたルイーズは、非常に嬉しそうな顔をしていた。

次はイザベル・ミラベルだという。

処分されるのではとびくびくする双子らに、エドワードは「こどもたちの棟で口止めされているような話はないか?」と尋ねた。

体から大量に「すす」を出すバーバラ。”特別な珈琲”が割られたことを漏らすものがいるとしたら、バーバラが責任を押し付けた双子の可能性が高いのだ。

エドワードとの話が終わり、無表情でセダンチェアから出てきた双子たち。ルイーズと反応が違うと感じるケイト。

次に呼ばれたのはサラだ。

しかしサラらが入っていくと、セダンチェアからは大量の「すす」が立ち上った。

顔をぐしゃぐしゃにし、泣きながら出てきたサラ(とミア)を目にし、ケイトは『(エドワードは)わたしの班を潰そうとしているの…!?』と考えるのだった。

まとめ
  • エドワードに呼ばれたルイーズは笑顔で出てきた
  • エドワードに呼ばれた双子は無表情で出てきた
  • エドワードに呼ばれたサラは号泣して出てきた

【88話】値踏み

サラお前にはがっかりしている
 …自分は優秀なつもりでいるのだろうが最年少で班長に抜擢されたケイトを見て何も感じないのか?
 お前は大人になれない
 あの班で一番不出来なのはお前だ!

大人(エドワード)からの辛辣な言葉に、号泣してセダンチェアから出てきたサラ。

ケイトが呼びかけるも「来ないで! ケイトの顔なんて見たくない!」と言い、サラは走り去る。

”星つき”が私の悪口を言ったんだわ! きっとそうに違いない! 私の頑張りは全部無駄だった!」モノに当たりながら感情を発散させるサラ。

いえ…ケイトがいなければ絶対うまくいってたのよ!! バーバラに取り入って私を蹴落としたんだわ!!

そして床に落ちてきた婚姻申請書に気づくサラ。

ダグラスが同期である自分をふったことを思い出し、サラは婚姻申請書をびりびりに引き裂いた。

自分の方がダグラスよりも「すす量」の多さで館に貢献しているのに、一体何が足りないのか。なぜかダグラスだけ班長に抜擢されて早いうちに評価されていると、ダグラスの事を毒づくサラだった。

ケイトが廊下を歩いていると、「さっきのエドワードのシャドーじゃなかったよっ」とルイーズが話しかけてきた。

ルイーズ曰く、声が全然違ったという。

視察は別の大人の目論見なのか、それともエドワードの「すす能力」なのか。ルイーズにサラ、そしてイザベルとミラベルは一体誰に何を言われたのかと考えを巡らすケイト。

するとそこにベンジャミンが現れた。

双子が”珈琲”の件を漏らした可能性がある為、すぐに彼女らに問いただせとベンジャミン。

”星つき”が口止めしていた、珈琲を割ってしまったという事実。あれがもし大人にバレてしまったら、一体どんな罰があるのか分からないのだ。

ケイトは、中庭のようなところでイザベル・ミラベルらと話すことにした。

……ベンジャミンは嫌いよ!

と、イザベル・ミラベル。

何を言ったって私たちのことなんて信じないんだから…! ケイトだって私たちが”珈琲”のこと大人に告げ口したって思ってるんでしょ!?」イザベル・ミラベルの言葉に、処分を言い渡されたわけじゃなさそうだと安堵するケイト。

そしてケイトは、みんなが大人に何を言われていたとしても私は班員を信じると決めたのときっぱり宣言した。

サラの部屋をノックする者がいた。

ケイトが尋ねてきたのだと思い「来ないでって言ったでしょ!?」とドアを開けるサラだったが、そこにいたのはサラの同期であるダグラスだった。

よくも婚姻の申請を断った相手の部屋に来れたわね」とサラ。ダグラスが自分の班を陥れようとした事や、”星つき”の前で醜態をさらしたことを指摘する。

女子寮に忍び込んだこと”星つき”に言いつけてやる!」と言うサラに「いい話を持ってきてやったんだぞ」とダグラス。

ダグラスも、サラと同様にセダンチェアの中で大人(エドワード)からひどいことを言われたのだという。

だがあれは試されていただけさ」とダグラス。

俺たちはエドワード様に選ばれたんだ

まとめ
  • イザベルとミラベルは”珈琲”のことをエドワードに告げ口していない
  • サラが婚姻申請した相手はダグラス

【89話】甘言

イザベル・ミラベルと話した後に、サラの部屋に向かったケイト。

ドア越しに「大人から言われたこと…は口外できないかもしれないけど私は味方だからいつでも相談して」と呼びかけるが、部屋の中にサラの姿は無かった___。

イザベル・ミラベル双子らが何か隠していることに気が付いているエドワード。思いのほか子どもたちが口を割らないのは、”星つき”が口止めしているからかと考えていた。

”特別な珈琲”を、星つきに手渡すエドワード。

いつもこの部屋で”珈琲”を淹れているのか?」というエドワードの問いかけに、ここでドリップして瓶に移し運び、オリバーの開発した珈琲用スポイトで全員に同量与えていると説明するバーバラ。

しかしバーバラの言葉を遮り、エドワードは珈琲瓶が2本足りないことを指摘する。元々、予備を含めて4本あったはずだからだ。

更に、”珈琲”が1周支給できなかったとはいえ、こども全員の「顔」に疲れが見えたと言葉を続けるエドワード。

特にスザンナ
 お前の『顔』は一段とひどい

”珈琲”の管理をしているスザンナに、まさか任務に間違いでも起こしてはいないかと、エドワードが詰め寄る。

そこへバーバラが立ちふさがり、言いたいことがあるならリーダーである私にとエドワードに進言した。珈琲瓶の数については、バーバラが整理をしている時に割ってしまったと続ける。

ベンジャミンも、亡霊騒ぎに視察と前例のないことが立て続けに起き、疲れが出るのは当然だと応戦した。オリバーも発明で忙しいんだと言葉を添える。

”星つき”4人を前に、エドワードは予備の珈琲瓶の申請をしておくように告げる。そして「全く…”珈琲”が1度抜かれただけでこのざまか ”星つき”が聞いて呆れるな」と捨て台詞を吐き、その場を立ち去った。

”星つき”会議室にて、サラとダグラスに珈琲を振舞うエドワード。

誰にも見られないようにサラとダグラスを呼んだのは、優秀さを買っているからだとのエドワードの言葉に、サラとダグラスは頬を紅潮させる。

”星つき”からのサラ・ダグラスへの評価が低すぎると言うエドワード。「次期”星つき”と言っても過言はないというのに…

彼の言葉を受けてサラは、『今の”星つき”は最低よ 気に食わないことがあるとすぐに威圧してくるし…”珈琲”を割られたことを大人に隠そうとしてる…』と考えた。

エドワード様がここまで評価して下さるのに横暴な”星つき”に従う必要あるのか…?』と考えるのはダグラスだ。

特にサラ『理由』があるとはいえ班長にすらなれないのは冷遇だ」というエドワードに、理由とはとサラは聞き返す。

これだよ

「すす」の力を使い、自身の声を変えるエドワード。セダンチェアの中で聞いた声だと気づくサラとダグラス。

これってまさか…いいんですか? エドワード様サラはまだ…」と言うダグラス。

しかしエドワードは、自身の「すす能力」を披露してみせた。

シャドー一族が持つ特別な能力は、確かに自ら開花したもの以外には秘密だが、大きな才能の前では柔軟な対応も必要だと江エドワード。

シャドーハウスの周りには幾つもの村があり、領主として地域を支えていることは、大人になって外に出れば実感する日が来ると言葉を続ける。

我々は誇り高き貴族なのだ」というエドワードの言葉に恍惚とした表情をさせながら耳を傾けるサラとダグラス。

だが…このシャドーハウスの幸せな暮らしを壊そうとする者がいる…!
 私はそれを止めなければならない!!
 そのために君たちの力が必要なんだ

エドワードの言葉に「全てお話しします」と言うサラとダグラスだった。

大人を見送る、”星つき”や子供たち。そこへサラが現れた。

心配したのよ」と言うケイトに、「厳しい言葉をかけられてショックだった」とサラ。

でもきっと成長を願ってのことだと思うの
 泣いたらスッキリした
 いちからやり直すわ

サラの言葉に、ケイトは「そう…サラ頼りにしてるわ」と返す。

ケイトの言葉を受けてサラは意味深にお礼を述べた。

まとめ
  • スザンナの失敗を全員でかばった”星つき”
  • エドワードは、サラとダグラスを懐柔した

【90話】千載一遇

視察は滞りなく終わりました」と皆に告げた瞬間、よろめくバーバラ。ベンジャミンも「解散だ解散!」と声をあげる。

バーバラは大丈夫なのか心配するケイトだったが、「こういう時はそっとしておいた方がいいんだ」とオリバー。

次の瞬間、エミリコもその場に倒れてしまう。床に頭を打ち付ける前に、エミリコに手を差し伸べたベルとルウ

こんなところで何してるのよ!? 勝手に『顔』が動いて!」とサラ。ケイトは、ルウとベルの”珈琲”の効果が薄れてきていることに気が付く。

ミアは子供たちの棟に長くいて”珈琲”の蓄積が多いからか変化は見受けられない。しかし”珈琲”を飲まずに2週間が過ぎたことで、ルウやベルには変化があったのではと考えるケイト。

これからも”珈琲”を飲むことを回避出来たら、子どもたちの洗脳がまとめて解けるかもしれないのだ。

喜びの会を中止させるのが一番だが、強硬手段はおおごとになりすぎる。全員に”珈琲”を吐き出させることが不可能ならば、珈琲豆をすりかえるしかない。

しかし時間がない。珈琲豆は”星つき”の居住棟で管理されているはずだが、ケイトはバーバラの部屋にしか行ったことが無いから警備の様子も分からないのだ。

考え込んでいると、「班長がそんなに疲れた顔しないでよっ」とルイーズ。

トレーニングが足りないんじゃないっ? ベンジャミンが教えてくれるよっ?」と言うルイーズに、驚くケイト。

ルイーズが”星つき”の居住棟に出入りしているのは、そういうことだったのかと合点する。

きっとルイーズがかわいいし賢いから特別に教えてくれるんじゃない?」というケイトの言葉に、嬉しそうにするルイーズ。

4階にあるトレーニングルームは窓からメインハウスなどが見えて景色が良いこと、1階を探索していたらスザンナに怒られたことをルイーズは話してくれた。絶対1階に、”珈琲”を隠している部屋があるというルイーズ。

塔の中は”星つき”だけなのかと尋ねるケイトに、ルイーズは得意そうに”星つき”の世話係の顔の見えない人形はうろうろしていると話してくれた。

18時には締め出されるからトレーニングに急がないとルイーズ。思いがけず手に入った情報に、ケイトも行動を開始しようとする。

そこへサラが「今から貴方の部屋に行っていいかしら?」と話しかけてきた。

しかしケイトには時間がない。せっかくサラが頼ってくれたのにと思いつつも、断るケイト。走り去るケイトを、サラは不敵な笑みを浮かべて眺めていた。

”おじい様と共にある塔”に戻り、アイリーンとジェラルドに「こどもたちの棟」で見聞きしてきたことを報告するエドワード。

”星つき”を通さず、情報を得る手段としてダグラスとサラを手中に収めたこと、”星つき”を含める子どもたちが2週間以上”特別な珈琲”を飲んでいなかったとエドワードは話す。

喜びの会は明朝に行うよう”星つき”に指示してきたため、万が一”珈琲”が行きわたらないことがあれば、”星つき”が反乱分子だと確定するのだ。

”星つき”の居住地に忍び込むには、バーバラが修練の間へ、オリバーが研究の間へ、そしてベンジャミンはルイーズが意図せず止めてくれている今しかない。

ケイトが急いで向かっていると、たまたまジョンらと遭遇し、彼らも合流する。

スザンナと顔の見えない人形さえ回避出来れば珈琲保管室に入ることは可能だ。大きな賭けだが、子どもたちが2週間以上も”珈琲”を飲んでいない今しかないのだ。

これは…マリーローズ様とローズマリーが作ってくれたチャンスですね!」とエミリコ。

塔の閉門まであと30分。ケイトらは急いで”星つきの塔”へと向かった。

まとめ
  • ルウとベルの”珈琲”の効果が薄れてきている
  • ”星つき”の居住棟の門は18時で閉まる

【91話】ケイト

ケイトがやろうとしていることは珈琲豆のすり替え…つまり潜入捜査だな!!

ジョンの言葉に、そもそもジョンがいることに驚くケイト。彼が来ていることに気づいていなかったのだ。

すり替え用の豆は持っているのかと尋ねるジョンに、練習に使う普通の豆も保管場所にまとめて置いてある可能性が高いと思うとケイト。

すり替え自体は、喜びの会は終わればきっと”星つき”にバレてしまう。

今この時間に、ケイトらが星つきの塔にいたことを知られたくはないが、1階の通用口は鍵がかかっている。そのためケイト達は2階の渡り廊下を進むしかないのだ。

玄関にあるレバーに触ろうとするジョンだったが、ケイトが「すす」で制止する。このレバーは”星つき”に用事がある時に鳴らす呼び鈴なのだ。

人目を忍んで”星つきの塔”に入りこんだケイト達は音を立てないように進むも、ジョンが靴を家具に当ててしまう。

顔のない人形が振り返ったが、ケイトは自分の「すす」を使い、咄嗟にこびりつきのフリをした。

なんとか1階に辿り着いたケイト達だったが、保管室の外には珈琲の強い匂いが漂っていた。

十中八九、部屋の中にはスザンナがいる。しかし閉門まで残り20分しかないため、スザンナが部屋から出てくるのを待っている時間はない。

困っていると、ジョンが呼び鈴でスザンナを呼び出してはどうかと提案した。

時間稼ぎだという事がばれたら怪しまれると言うケイトだったが、ジョンは元々スザンナに聞こうと思っていた大事な用事があるという。

ジョンに押されて承諾したが、呼び鈴を鳴らしても普通は顔の見えない人形が対応するはずであることに気づくケイト。

ところが”星つきの塔”に、ジョンがスザンナを呼ぶ声が響き渡った。強引ではあるものの、スザンナを呼び出すことに成功したジョン。

早速”珈琲”の保管室に入ろうとするエミリコだったが、ケイトが「すす」でエミリコを引き留める。

”珈琲”の保管室の扉には、スザンナの「すす能力」によって、薄いすすの膜が出来ていたからだ。

ドアに近づけないのならばと、窓から侵入することを提案するエミリコ。

ケイトの「すす能力」によってロープを作り、エミリコは壁沿いに渡ってゆく。館の外の景色を見て、ふいに館へ入る時のことがフラッシュバックするエミリコ。

館へ入る儀式よ
 さぁ飲んで…
 おめでとう…ケイト

その瞬間、ロープから足を滑らせてしまうエミリコだった。

まとめ
  • ”星つきの塔”に入るには、2階の渡り廊下を進むしかない
  • ”星つきの塔”の玄関には、呼び鈴がある

【92話】顔の見えない人形(1)

ロープから落ちそうになったエミリコだったが、ケイトがすすロープを巻き付けたおかげで、難を逃れることが出来た。

渡り終わり、窓から”珈琲”の保管室に侵入するエミリコ。

一方ケイトは、見回りにきた顔の見えない人形と対面していた。

普通の珈琲豆は無事見つけることが出来たエミリコだったが、”特別な珈琲豆”が見つからない。物音のする方を見てみると、そこには隠し部屋があった。

豪華な入れ物に手を伸ばすエミリコだったが、周りにすす膜が貼ってあることに気が付くエミリコ。

保管室の外で、顔の見えない人形と対峙してしまったケイト。しかし顔の見えない人形は、ケイトの前までやってきても何事もなかったかのように去って行った。

1階に入っただけで怒られたと言っていたルイーズの言葉を思い出すケイト。しかも今ケイトは、”生き人形”を伴っていないシャドーとしては有り得ない姿だ。

警備の為にいるのならば、あまりにも無反応すぎる。思わず話しかけてみるケイトだったが、反応はない。2階で掃除をしていた人形の動きともまるで違う。

顔の見えない人形は、エミリコから聞いた情報では主人のシャドーを失い、より強く洗脳された人間という仮説だ。しかしそれにしては数が多すぎるし喋らない。

不自然な動きの個体は喋らないのではなく喋れないのではないか。そう考えたケイトは、思い切って顔の見えない人形のベールを持ち上げた。

中身は人間ではなく。すす袋だった___。

玄関では、スザンナの呼び出しに成功したジョン達が会話していた。

…そんな下らない用事で呼んだわけね」というスザンナに、

下らなくないだろ! 本気なんだぞ
 婚姻の申請書の書き方を教えてくれ!!

とジョン。スザンナは、ケイトがジョンにこっそり渡した手紙に「私 ジョンのこと嫌いよ」と書かれてあったのを知っている。

あの内容を読んでもまだめげてないのね 応援しちゃうわよジョンちゃーん」そう言ってスザンナは、ジョンのアタマをさすさすした。

上手くいったかのように見えたが「風…」と言って顔をしかめるスザンナ。そしてジョンは追い出されてしまった。

慌てて珈琲保管室へと向かうスザンナ。廊下の窓は占めていたはずなのに、確かに風の感触を感じたのだ。

しかし廊下では、顔の見えない人形が窓を吹いていた。

そこは風が強いから開けないで」と命令し、珈琲保管室に入るスザンナ。ところが中にはまだエミリコがいた。

棚の下に隠れてやり過ごそうとするエミリコだったが、物音を立ててしまう。

誰かいるの!?

すすを大量に出すスザンナ。迫りくる「すす」を前に、逃げ場のないエミリコは戸惑っていた。

まとめ
  • 顔の見えない人形は、中身が「すす袋」のダミーのものもいる

【93話】顔の見えない人形(3)

自分の出した「すす」が何かに触れたことを確信するスザンナ。隠し部屋の奥に侵入者がいる。

更に「すす」を出したが、奥から出てきたのは「こびりつき」だった。二匹のこびりつきを足で踏みつぶそうとするが、「こびりつき」はちょこまかと走り回る。

スザンナは、廊下で窓を吹いていた顔の見えない人形に、「こびりつき」を追うように命令し、保管庫へ戻った。

珈琲豆の所在を確認すると、安どのため息をつく。

「こびりつき」の騒ぎに乗じて、なんとか部屋の外に出ることが出来たエミリコ。

何か動くものの気配を感じ、のぞき込むとそこには「すす袋」をあらわにした顔の見えない人形がいた。

思わず声を出しそうになるエミリコだったが、別の顔の見えない人形が後ろから制止する。

見つかったと思うエミリコ。しかしそれは、顔の見えない人形の服を着たケイトだった。

特別な珈琲豆は部屋にあったのかと尋ねるケイト。あったけど、そこにもすす膜が仕掛けられているのではないかと思って…と言うエミリコに、ケイトは作戦を立てずに来るべきではなかったと話す。

エミリコが無事なだけで良かったわ」とケイト。しかしエミリコは満面の笑みで「珈琲豆のすり替えはしっかりやっておきましたよ!」と報告した。

エミリコは、ふーふーしてすすを散らせば取れるかもと考えたようだ。

エミリコらしいと笑い、「多分スザンナは遠隔ではすす膜をひとつしか張れないのよ」と推測するケイト。

なぜならば、戻ってきたスザンナはすぐに部屋へと向かわず、窓からの風に言及していたからだ。

修練の間での授業の時は三つも膜を張っていたけど遠隔だとかなり集中力がいるんだわ」と言葉を続ける。

閉門までは残り5分。足早に入口へと向かうケイトとエミリコだったが、玄関にはベンジャミンとルイーズがいた。

出ていくわけにもいかず、塔から出られなくなってしまったケイトとエミリコ。二人の後ろからは、顔の見えない人形が追ってくる。

一階にはスザンナがいるため、上階へと走るケイト達。城壁の上に出ることが出来れば、伝って居住地に帰ることが出来るはずだ。

しかし二人が出ようとした扉には、ドアノブが無かった。戸惑っていると、彼女たちを追いかけてきた顔の見えない人形が現れ、ドアノブを差し込み戸をあけてくれた。

不思議に思いつつも、お礼を言い、その場から去るエミリコとケイト。

扉を開けてくれた顔の見えない人形の人差し指には、かつてラムが指に着けていたリボンがついていた

まとめ
  • スザンナは遠隔ではすす膜をひとつしか張れない
  • エミリコとケイトの窮地を、顔の見えない人形が助けてくれた

【94話】内通者

ケイトは部屋に帰っていなかったか」と、ソファーにふんぞり返りながら言うダグラス。

『疲れたから』って私の誘いを断っておいてどこへ行ったんだか…とサラ。「しっかり見張らないとね」と言葉を続ける。

サラとダグラスは、エドワードから、マリーローズが偉大なるおじい様を欺こうとしていた話を聞いているのだ。

反乱分子なんて信じるのは躊躇ったが、よくよく考えると元マリーローズ班は怪しいとダグラス。サラ自身も、班員たちの「顔」が勝手に動いて倒れるエミリコを助けた話をした。

サラ自身はどうなんだよ 元マリーローズ班だろ?」と言うダグラスに「ふざけないで」とサラ。

班員がみんな敵だったのよ? まったくぞっとするわ」と言葉を続けた。

ダグラスやサラが幼いころは、マリーローズは優秀だと言われていた。しかし落ちこぼれたのは、そんなことをしていたからだと考えると辻褄が合うと意見を述べるダグラス。

落ちこぼれと言えばジョンのことも気になるようだ。ダグラスは、閉門時間なのに”星つき”の居住塔の周りをうろうろしているジョンを見かけたという。

ケイトの行動は見ていてイライラするのよ!」とサラ。

そして自分を差し置いて、ケイトを班長に抜擢したバーバラも怪しいと述べる。元々グズだったバーバラ、そして彼女が選んだ3対の”星つき”も全然優秀じゃないと声を荒げる。

だからこそいつまでも”星つき”に居座って大人になれずにいるのよ
 これ以上自分たちに出世の道が無いとわかったあいつらがシャドーハウスの落ちこぼれどもと反乱を起こそうとしているのよ!

サラは、今日だけでも顔の勝手な行動やケイトの嘘など報告すべき点がたくさんあったと言いながら、メモに記す。

証拠を積み重ねてエドワードに報告し、現”星つき”の化けの皮も剥がしてやる!と闘争心むき出しのサラ。

そんな彼女に対し、「改めて婚姻申請を受けてやるよ」と言うダグラス。サラには「すす能力」がないので一度は振ったが、エドワード様に認められたもの同士なら釣り合うだろうと言葉を続ける。

しかしサラは、ダグラスの目の前で婚姻届けをべりべりに破いた。前はダグラスの方が立場が上だったから申し込んだだけで、今は同じ立場なので割に合わないようだ。そして「エドワード様ってお相手はいらっしゃるのかしら?」とサラ。

幼いころはクリストファーが一番すごいと思っていたサラだが、”お呼ばれ”されてからは子どもたちの棟に一切関わってこない。それは管理者としてエドワードの方が優秀だったからだと結論付けるのだった。

そんな彼女らの会話を、部屋の外で盗み聞きしているものがいた。クリストファーのかつての”生き人形”、アンソニーだ。アンソニーは顔の見えない人形の洋服を纏い、部屋の外に立っていた。

廊下ですれ違ったルイーズとパトリック。

パトリックは温室に行っていたのだという。一方ルイーズは、自分はトレーニングをしていたと報告する。

えっ…お前ベンジャミンみたいになる気か…?」と引くパトリック。横でリッキーも「それは嫌だ…」と顔を引きつらせる。

美しくなるためよっ なに? その言い方ーっ」と言いながら、パトリックを引っ張るルイーズ。二人がじゃれている横で、ルウはリッキーに「その花綺麗だね ひとつ頂戴」と話しかけた。

はぁ? 『顔』中に喋るなよな…」と言うリッキーだったが、「リッキーこそ」とルウに言われ、花束を渡す。ルウはにっこりと笑い、お礼を述べた。

パトリックをこてんぱんにし「あー面白かったっ 帰ろっ ルウ」とルイーズ。

外出中に顔の名前を呼ぶなよ! ルール違反だぞ」と言うパトリックに、ルウは「あっそうねっ 内緒にしてねっ」と返した。

同期が話し相手だからってゆるすぎないか? なあリッキー」と話すパトリックにリッキーは同意するも、頭の中ではなぜ花を渡したのかと考えていた。

勝手な行動は顔として失格だ。しかし最近余計なことばかり考えてしまうのだ。俺は一体どうしてしまったんだ。

そう思いながら振り返ると、ルウもリッキーの方を振り返ってみているところだった。

…ルイーズ様の顔じゃないルウの顔が見たい
 今まで疑問にすら思わなかった意思を持たないことをなぜこんなに苦しく感じるんだ…

ケイトの部屋で、くつろぐケイトたち。

倒れた時に、シャドーハウスに連れてこられた時の過去の映像が見えたとケイトに伝えるエミリコ。

他には何か見えた?」と尋ねるケイトに、「……いえそれだけでした」とエミリコは嘘をつく。

エミリコ自身の本当の名前は、やっぱりケイトだったのだ。

みんなの洗脳が解けたらシャドーハウスはどうなっていくのか。全てが終わったらケイト様とお別れしないといけないのか。ショーンやルウ、リッキーは…。

考え込むエミリコに、「紅茶が冷めちゃうわよ」と声をかけるケイト。

椅子に座ろうとすると、ポケットの中に紙が入っていることに気づくエミリコだった。

まとめ
  • ダグラスとサラの密談を、アンソニーが聞いていた
  • ルイーズ様の顔じゃないルウの顔が見たいリッキー

【95話】あれから

エミリコのポケットには、知らない間に手紙が入っていた。

ポケットには何も入れていなかったので、”星つき”の居住塔で誰かに入れられたのだと思うとエミリコ。

一体誰からの手紙なんだ?

エミリコとケイトが振り向くと、そこにはジョンとショーンの姿があった。ケイト達が塔から出てこなかったので心配になり、様子を見に来たようだ。

手紙を開くエミリコ。それはなんとラムからの手紙だった。

お披露目の後、「すす」となってしまったシャーリーを前にラムが泣いていると、エドワードが話しかけてきた。

人形が悲しむな お前には感情など必要ない これからもずっとな…」そう言って、ラムの背中を押すエドワード。

彼はラムの人差し指からリボンを抜き取ると、ラムの目の前でエドワードはリボンを引き裂いたのだった。

小部屋に入れられ、珈琲を飲まされ、「私は”顔の見えない人形” シャドー家のお役に立つためにいる」と復唱させられるラム。

しかし実際のところ、ラムは珈琲を飲んでおらず、モーフになったシャーリーが珈琲を消化していた。

シャーリーは崩れて亡くなったかのように見えたが、人の形を維持できず、元の小さなモーフに戻っただけだったのだ。

しかも人格を獲得した上に、すす能力も覚醒していたという。シャーリーは自分の出した「すす」を纏い、変身することが出来るのだ。

シャーリーの力は弱いものの、変身能力と小さな体を活かして、色々なことを調べてくれたとラム。

”お披露目”に落ちた生き人形が、おじい様と共にある棟で30日間”洗脳珈琲”を与えられて記憶をリセットされることを知り、あらかじめラムの口の中に潜んで代わりに飲むことを提案してくれたのも、シャーリーだという。

顔の見えない人形は人間だけでなく、すす袋のダミー人形もいることや、モーフの存在、一体化の秘密もシャーリーを通して知ったラム。ただし、おじい様と共にある棟の2階以上は恐ろしくて探索は出来ていないという。

シャーリーは珈琲を飲んで大丈夫なのかと言うジョンに、珈琲はシャドーには効かないとケイト。

俺たちの洗脳が解けていることも知っていそうな感じだがまさか…?」と尋ねるショーンに、エミリコは手紙には続きがあると述べた。

シャーリーはラムの助けになるために、エミリコやケイトの部屋に向かったことがあるようだ。そこでエミリコの洗脳を解いた日のお話を全て聞いたという。

今のシャーリーはおしゃべりは出来ないが、ラムの指に巻き付いたときにのみ心で会話が出来るようだ。

人差し指(ラミー)の代わりにシャーリー様が本当のお話し相手になったんだよエミリコ

エミリコは、珈琲保管室にいたこびりつきもどきについて思い出していた。音で”特別な珈琲”の場所を教えてくれたのも、シャーリーだったのだ。

ようやく30日が経ち、こどもたちの棟へ配属されてすぐこの手紙を書いています
 エミリコ ショーンにも伝えてね
 深夜の見回りで2人に会えて
 ”お披露目”でまた一緒に協力して…私は前向きになれたんだよ
 シャドーハウスに逆らうことはとても怖いけど…大丈夫
 今は心強い仲間がいるんだから!!

ラムは記憶を失っていなかったのだ。シャーリーも生きていたことに、思わず涙ぐむジョン。

エミリコは「うおおおおお!! やる気になってきました!!」と歓声をあげた。

自室に戻ってきたラム。ベールを脱ぎ、モーフの姿のシャーリーに口づける。

おやすみなさいシャーリー様

そう言ってにっこりと笑い、ラムは床に就いた。

まとめ
  • シャーリーは亡くなったのではなく人の姿を保てなくなっただけ
  • シャーリーはすすを纏って変身できる
  • シャーリーはおしゃべりは出来ないが、ラムの指に巻き付いたときだけ心で会話が出来る

【96話】これから

喜びの会に向かうショーン。「ようやくだな体が疲れて仕方なかったから」「早く”珈琲”飲みたいよ」そう話す”生き人形”を見て、人間らしさを取り戻しつつある証拠だとショーンは感じていた。

エミリコとショーンの洗脳が解けて、ラムの洗脳も解けていると分かった今、あとは残る同期のルウとリッキーの洗脳を解くだけだ。

エミリコがすり替えたのが本当に”特別な珈琲”だったのかは分からない。しかし成功していれば大きな前進となる。

オリバーの開発したスポイトで、次々と”珈琲”を摂取する生き人形たち。

スージーは顔をしかめていた。”特別な珈琲”じゃないからだ。エドワード様はなぜこれを渡してきたのか。

珈琲を口にしたショーンも、あまりの苦さに顔を歪ませる。洗脳されていないとこんなに感じ方が違うのかと考えるショーン。

周りの皆の反応も、今までとは明らかに異なる。これならいけると思ったその時だった。

……週に一度のご褒美である”特別な珈琲”だというのになんだその顔は…?
 お前たちは誰に作られた?
 誰の為に働いている?
 シャドーハウスへの感謝を忘れるな!!

バービーだ。

スージーも加勢するかのように「…拭けば明日はすすが積もる♪ すすが積もればまた拭ける♪」と歌い出した。

合わせて歌い出す、リッキーやルウなどの生き人形たち。

みんなが疑問を感じ始めていたのに、バービーやスージーが場の空気を変えたのだ。

”珈琲”の力だけでなく、”星つき”の奇策や歌での一体感など、洗脳を補強する術はいくつも用意されている。どうすればみんなの正気を取り戻せるのか…。ショーンが悩んでいると、

にがぁ~~~~~~~~っ!!

エミリコの大きな声が響き渡った。

思わず本音が出てしまったエミリコ。しかしそれに合わせて「うん…確かに苦かった…」とリッキー。

他の生き人形たちも、「私もそう思ってた!」「楽しみにしてたのに」「やっぱり何か違うよ…」と口々に言いだした。

静まれ!! 余計なことを考えるな! 久々に飲んで味を忘れただけだ」とバービー。そしてその場は解散となった。

顔を見合わせるダグとミア。

ショーンは、エミリコを肘でつついた。エミリコの「苦い」というたった一言で風向きが変わったからだ。やっぱりエミリコは自然に人の心を動かせると感じるショーン。

さっきの騒ぎは、みんながシャドーハウスに疑問をもった証だ。

一方リッキーは、自分に生じた記憶に戸惑っていた。

………俺の名前が…パトリック?

まとめ
  • エミリコ達は珈琲のすり替えに成功していた
  • 洗脳がないと珈琲が苦い

【97話】信じられるもの

思い出した事が本当だとしたら…俺は”生き人形”ではなく人間!
 シャドーとは一体…何なんだ!?
 なぜか俺の本当の名前を名乗っているパトリック様…この方は何者だ…!?

リッキーは混乱していた。

ジョウロを取るように頼まれ、動くリッキー。

しかし自身のこの行動が合っているのか、正確には「顔」は部屋の外で表情以外の仕事をするべきではないのかと思案する。

確かに今までこういったこともやっていたが…それが全て試されていたとしたら? 減点されていたとしたら…?

どうした? 調子が悪いのか?」とパトリック。リッキーは慌ててジョウロを取った。

違和感を持たれてはいけない。今まで通り振舞うのが得策のはずだ。そう考えるリッキーであった。

リッキー今朝の喜びの会はどうだった?」パトリックからの質問に構えるリッキー。

今思えば、珈琲を飲むことで余計なことを考えなくなっていた気がすると感じるリッキー。もしあの”珈琲”が効いていないとお影さまに知られたらどうなるのか。

シャドーは人間の敵なんじゃないか…!?

考えた末、リッキーは「今回は問題なく済みました…」と答えた。自分がこんな状態であることを知られるわけにはいかない。

そこへケイトとエミリコがやってきた。

「顔」に徹することが出来ると安心したリッキーだったが「ここには私たち二対だけだし”生き人形”も一緒に話をしない?」とケイト。

昨日ルイーズも似たようなこと言ってたな ケイトも最近たるんでるんじゃないか?」と言うパトリックに、「大事な話なのよ」とケイト。

そして「エミリコが喜びの会で”珈琲”をとても苦く感じたって言うの」と言葉を続けた。「そのときリッキーも同意してくれていたので…」とエミリコ。

リッキー…さっきと言っていたことが違うな?」とパトリック。

リッキーは、”生き人形”の事情で主人の気を煩わせてはいけないと考えてはぐらかしたと謝罪した。

確かにそう感じましたが”星つき”は久々に飲んだことへの違和感ではないかと言っていました」と続けるリッキー。

内心で、エミリコが余計なことを言わないように念じる。シャドーは人間の敵かもしれないからだ。

そこまで考えて『いや待て…俺以外の”生き人形”はそのことに気づいていない…?』と思い当たるリッキー。

あのエミリコの「苦い」という行動が、お影様による誘導だとしたら? リッキーのような生き人形をあぶり出すために…。

こいつもグルなのか___!!

焦るリッキーをよそに、ケイトは、喜びの会やマリーローズの件など、最近こどもたちの棟の様子がおかしいと思わないかとパトリックに話しかける。

また同期会を開きましょう!
 ”生き人形”も同席させて!

ケイトの言葉に、『なるほどな…さらにそこで俺を試すつもりか…』と考えるリッキーは「ルール違反になりますね やめた方がよいかと…」とパトリックに進言した。

待って! 短時間の集まりなら問題ないと思うわ」と言うケイトだったが、リッキーは外にダグラスとサラがいることに気づく。

チッ全員で俺を見張ってやがる…ボロなんて出すものか』と考えるリッキー。

同期とはもう少し親密な話がしたいこと、ケイト自身、今後のシャドーハウスにとっても大事な話があると畳みかける。そう話すケイトからは「すす」が出ていた。

もし見つかって罪に問われたとしても全て私が責任を負うわ!

しかし熱弁するケイトを止める者がいた。パトリックだ。

ケイト 悪いがそれ以上はやめてくれ

そしてリッキーの体調を心配する。

つい熱が入ったことを詫びるケイト。パトリックはリッキーの体調を気遣い、「同期会の話は残念だが後にしよう」と言ってその場を後にした。

シャドー同士の交流よりも、従者の体調を気遣ってくれたパトリック。

…やはりパトリック様は俺のことをわかっているんだ
 何を考えていたんだ
 …俺だってわかっているはずだ
 他のシャドーはわからないが…
 オレはパトリック様を信じよう

まとめ
  • 自分の本当の名前がパトリックであることを思い出したリッキー

シャドーハウス【8巻】の感想

ラム~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!

ラム生きていたんですね! しかもシャーリーも!!!

非常に胸が熱くなる展開でした。再登場するかな? とは思っていましたが、本当に生きていてしかも記憶まで取り戻していて嬉しいです。

おやすみのキス」も出来るようになってた!!!

ところでアンソニーは、顔の見えない人形の服を着ていましたね。確かにベールを被ってしまえば自由に行動できますもんね。

ダグラスとサラが今後も不穏な動きをしてきそうで心配です。でも彼らがエドワード側についていることをアンソニーが知っているから大丈夫かな?

それにしてもサラとダグラスはお互いに条件でしか婚姻申請を考えていなくて笑ってしまいました。ある意味お似合いに思えるのですが。笑

そして自分の名前を思い出してしまったリッキー。

ケイトとエミリコは敵じゃないよ、味方だよ…!

リッキーとパトリックペアの絆も好きです。ジョンとショーンも好き。ルウとルイーズも好き!

9巻も楽しみです!

>>シャドーハウス9巻のネタバレ・あらすじはこちら

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