シャドーハウス

シャドーハウス【5巻】ネタバレ・感想・あらすじ 亡霊騒ぎの真犯人は誰?!

2021年春にアニメ化されたシャドーハウスの【第5巻】を読んだので、あらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。

顔のない一族である「シャドー」。

そしてその”顔”の役割を果たす、お世話係の「生き人形」。

シャドーと生き人形が貴族のまねごとをして暮らす、奇妙な館の謎とは……

※以下ネタバレを含むので、先に無料で読みたいという方は下記から無料で読む方法をご覧ください。

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シャドーハウス【5巻】のあらすじ

 

 

ケイトからの手紙を読み、ショーンの洗脳を試みるジョン。彼が取った方法は、まさかの殴り合いでした。

そして亡霊騒ぎの犯人にされそうになってしまったケイトは、自分で真犯人を探すことになります。

ショーン、オリー、ナンシーの眼鏡の物品資料あり◎

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この先ネタバレを含みます。アニメ派の方や未読の方はお気を付けください。

 

シャドーハウス【5巻】のネタバレ

【51話】ジョンとショーン

自室にて、ケイトからの手紙を読むジョン。

  • ”生き人形”は村から攫われている人間であること
  • 人間たちは珈琲を飲まされることで洗脳されていること
  • シャドー自体が”生き人形”に「影響」される性質を持っていること

手紙には、以上のような内容が書かれていた。

ショーンとの関係が本当は逆であることが受け入れられないジョン。偉大なるおじいさまは偉大なんだから従うべきだと思うも、何故従うべきなのか明確な理由を思い出すことは出来ない。

ケイトの手紙は、ジョンだけが頼りであること、そしてショーンのささいな変化に気づいて欲しいという旨が書かれていた。

混乱しつつも、ショーンを観察し始めるジョン。

まずはショーンに、何故眼鏡をかけているのか聞いてみると「作業の効率化のだめだ」という返事が返ってきた。

以前のショーンは、ジョンが眼鏡をかけていないのに自分がかけているのはおかしいと言っていたのにだ。

前は常に俺に合わせるって言ってただろ」と伝えると、「かしこまりました」と言って眼鏡を外してしまうショーン。それはまるで、出会った頃のような一切反抗しないジョンの姿だった。

ジョンがニンジンを残しても、一切小言を言わないショーン。ショーンはジョンのことを想って「ニンジンを食べないといけない」と言っていたのだ。

ショーンの心が感じられず、寂しく思うジョンはショーンに鎌をかけてみることにした。

シャドーハウスに忠誠なんて誓わなくていいよな?

するとショーンはすごい気迫で「シャドーハウスは絶対です!」と迫ってきた。ジョンは身をもって、”洗脳”を体感したのだった。

ケイトからの手紙を回収しようとするショーンに、ジョンは思わず声を荒げる。

ジョンにとって、ケイトは特別なのだ。きっかけは、”お披露目”前だったという。エミリコが窓から落っこちたのを、ジョンも見ていたのだ。

気になって廊下に出たところ、エミリコを探しに行くケイトを目撃し、一目ぼれしたのだという。文字だらけのシャドーの教えよりも、ケイトのエミリコに対する振る舞いの方が良いとジョンは感じたのだった。

しかし「シャドーハウスより大切なものはない」とショーン。ケイトからの手紙を奪おうとするショーンを、元に戻そうとジョンは必死に頭を働かせる。

そして出てきた答えは、ジョンを思い切り殴ることだった。

”生き人形”がシャドー家の方に手を上げる事なんて出来ないと言うショーンに、「やられないならやられる一方だぞ!ショーンはショーンの意思を持て!」とジョン。

「自分の”顔”をいつまで殴るんです!」と構えるショーンに対し、

顔なんてどうだっていいーーー!
 ショーンの心が戻って欲しいんだ!
 俺を見ろ!
 泣いている!
 何故かわかるか!
 俺の方が痛いからだーーー!

ジョンはこう叫びながら、ショーンの顔を殴り続けた。

すると「俺の方が痛いですよ!」と初めて殴り返してきたショーン。まだ足りないと言いながら、ジョンは更にショーンを殴る。

結果、ショーンは無事”我”を取り戻した。

主人を殴るというシャドーハウスのルールを逸脱した行為が、洗脳からショーンを解き放ったのだ。

まとめ
  • ジョンがケイトに一目ぼれしたのは”お披露目前”
  • ジョンはショーンと殴り合うことで正気を取り戻させた

【52話】四対の星つき

しんどそうに咳き込むバーバラ。彼女の手をバービーはそっと握っていた。ハイペースで「すす」を出すバーバラを心配しているのだ。

すすを出すことこそシャドーの務め
全ては偉大なるおじい様のために

 

”顔”であるベン、そしてその主人であるベンジャミンは二人で揃って筋トレに励む。そこへバーバラ達が通りかかった。今日はオリバーの部屋で「星つき会議」の日なのだ。

サロンに集まり、談笑しているマリーローズら。サラは”星つき”を目指しているようだ。

”星つき”は、子供たちの間で4対しか選ばれないエリートである。いい部屋に住めて、おじい様と共にある棟に”お呼ばれ”されても、きっと特別待遇だとマリーローズ。

サラは、自分が星つきに選ばれればバーバラよりもみんなの信頼を得るはずだと言う。バーバラは前のリーダーの足元にも及ばないと続ける。

クリストファーか…」とマリーローズが呟くと、たまたまそこに通りがかったベンジャミンによって「その名を口に出すな」と凄まれてしまう。

オリバーの部屋に到着したベンジャミン達。

「会議の時間です」と告げるバーバラだったが、オリバーは興奮気味に、とうとう「移動型すす回収機」が完成したと報告する。

確かにそれは亡霊対策に使えそうなほどパワーの大きい機械だったが、どうやって部屋から出すかなど、問題も多く抱えていた。

誰かが通りがかったら気づけるように、部屋の周りに「すす」で膜をはるスザンナ。星つき会議の内容が外に漏れないようにするためだ。

今日の課題は「エドワードからの指示」そして「ケイトの素行不良警戒」についてだ。

スザンナはケイトについて「少し反抗的ではあるが特別視するほどじゃない」と評価する。それよりも彼女は、ケイトのすすへの関心の高さを褒めたたえた。

エドワードがなぜケイトを重要視しているのか、そこまでは伝えられていない星つきたち。ケイトについては引き続き警戒することで決まった。

会議が終わり、

クリストファーだったら…
何か違ったのでしょうか

とバービーに元気なく零すバーバラ。そんな彼女に「バーバラ様はこどもたちの棟のことを常に考え、ご尽力されています」とフォローするバービーだった。

まとめ
  • ”星つき”は、子供たちの間で4対しか選ばれないエリート
  • バーバラの前のリーダーは「クリストファー」
  • スザンナは物質にも「すす」の膜を張れる
  • エドワードは星つきたちにケイトを警戒するように命令している

【53話】喜びの会

深夜、エミリコはそっとケイトの部屋の外の廊下を伺っていた。

深夜に外出してはいけない」というルールだが、廊下には顔のない人形の見張りまでいる。

”生き人形”の部屋は施錠されているが、ケイトたちシャドーの部屋は鍵がかかっていないらしい。

名目上、貴族を謳っているので、監禁されていると思わせないためだとケイト。そして、あからさまな監視をされているのは自分だけなのかもしれないと思案する。

心配するケイトに、翌朝大掃除があるのでそこでショーンと話してみるとエミリコは元気づけた。

早朝、顔のない人形によって自室の鍵が開けられるや否や、ショーンの部屋を探すために廊下に飛び出したエミリコ。

ショーンの部屋をどうやって探せばよいのか考えあぐねていると、出窓にパンが置いてある部屋を見つけた。

思わず反応するエミリコだったが、そこはなんとショーンの部屋だった。エミリコが来る可能性を考えて、ショーンはパンで釣ろうとしていたようだ。

ショーンの部屋でお互いの近況を話す二人。ルウとリッキーにも水を飲んでもらおうと考えていたエミリコだったが、ショーンのように殴ったほうがいいのか尋ねる。

しかしショーンは、珈琲を飲んでからもう1週間以上経っていて吸収されきっているため、それは難しいだろうと意見を述べる。

一杯で完全に洗脳されるわけじゃないから、もう少し時間が経てばルウたちを引き入れるタイミングがある!と結論付けるエミリコ達。

思わずショーンに抱き着くエミリコ。

俺たちは人間なんだぞ、エミリコ
 軽率に抱き着いたら駄目だ

そう言ってエミリコを引きはがそうとするショーンだったが、エミリコは更に抱き着き「ショーンが戻ってきて嬉しい」と伝えるのだった。

 

大広間で、掃除を開始したエミリコ達。

初めて大広間に来た時は、シャドーハウスにいることは幸せなんだと感じたエミリコだったが、改めて見回してみると、みんな「楽しそう」にしているだけなのかもしれないと気づく。

思わずルウに「みんな これで幸せなんでしょうか」とエミリコは零してしまい、またルウが豹変してしまうのではないかとびくついたが、ルウは以前のように「また余計なこと考えてる」と言って少しはにかむだけだった。

ショーンの言った通り、洗脳が弱まっていることに喜ぶエミリコ。しかし掃除が終わると、「珈琲」が運ばれてきてしまう。これから「喜びの会」が始まるらしい。

「喜びの会」は成人した子どもたちへのご褒美であり、週に一度開催されるようだ。注射器のようなもので「珈琲」を口に注がれてしまうエミリコ達。

しかし量自体はスプーン一杯程度なので、エミリコはそっと自分の黒い袖に珈琲を吐き出すことが出来た。

男服は袖が白いためショーンが戸惑っていると、エミリコが腕を伸ばす。彼女の機転のおかげで、ショーンもエミリコの袖に珈琲を吐き出すことが出来た。

生き人形はシャドー家に使えることが幸せである!」とシャドー家のルールを復唱しだす「こどもの棟」のみんな。生き人形はシャドー家の道具であること、”顔”は自分の考えをもつものではないこと…。

せっかく洗脳が薄まったと思われたルウたちも、恍惚とした表情を浮かべていた。

自室に戻り「自分の考えを捨てさせられるなんてひどい」とケイトに泣きつくエミリコだったが、ケイトは分かったことも多いと慰める。

まず一つ目は、洗脳のやり方だ。”珈琲”で催眠状態にしてシャドー家のルールを復唱し、無意識の深層に記憶させているのだ。

そして「喜びの会」で振舞われる珈琲の量から、珈琲にはそれほど持続力がないこと、そんなにたくさん作れないことが判明したと続ける。

そして一番の収穫は、珈琲は星つきが管理しているということだ。ケイトは、自分たちも星つきを目指すことを心に決めた。

まとめ
  • 珈琲1杯で完全に洗脳されるわけではない
  • 「喜びの会」は成人した子どもたちへのご褒美
  • 「喜びの会」は週に一度開催され、珈琲が振舞われる
  • 珈琲にはそれほど持続力が無い
  • 珈琲は星つきが管理している

【54話】好敵手たち

”お披露目”の後から、早朝の仕事が一層多くなったエミリコ達。週に1回の大掃除では綺麗に仕切れないため、毎日2~3班の持ち回りで用事をこなしていく。

今日は大広間の壊れた椅子を修理することがミッションだ。用事を終え帰ろうとしているエミリコ達は、かつてラムと一緒の班にいた、双子のベルたちに遭遇する。

いじわるなベルに足を引っかけられ、転んでしまうエミリコ。「どっちがベルですか?」とミアに尋ねると、「どっちもベルよ!」とミア。

同じ名前なので、彼女たちは1人分の仕事しかしないようだ。その上班長なので、同じ班員の子たちは困っているらしい。しかし媚を売るのが上手く、星つきには気に入られているとミアは説明する。

早朝の掃除が終わり、みんなが二度寝につこうとする中、エミリコは学習室に向かう。少しでも知識を蓄えるためだ。

班長だし力になれるかもと、ローズマリーはエミリコについてきてくれたが、エミリコに抱き着きながら寝息を立てるのだった。

学んだことを早速ケイトに伝えるエミリコ。「こびりつき」は密度によって強さが異なること、すすに水をかけると「すす炭」として使えなくなってしまうため、許可が無いとやってはいけないとケイトに説明する。

一方ケイトも、何人かのシャドーと会話して情報集めを行っていた。星つきになるためには「現”星つき”からの推薦が必要である」とケイト。

また、”お呼ばれ”されて「おじい様と共にある棟」で暮らすようになった大人は「子どもたちの棟」にはほとんど来ないことも把握していた。

マリーローズに前リーダーのことを尋ねるケイトに、「あんなに惜しまれつつ『おじい様と共にある棟』へいった子供はいないね」とマリーローズ。前リーダーのクリストファーは相当人望があったらしい。

しかし「星つきを目指すならば彼の話はしない方がいい」とマリーローズはケイトにアドバイスをする。

修練の間に迎う前にケイトらが少し休憩をしていると、ルウとルイーズがやってきた。ルイーズはルウの忠誠心だけでなく、表情も操れるようになったようだ。

サラに見せても良いのか分からないから、ルイーズはケイトに自慢しに来たとのこと。確かにサラもマリーローズも「すす」を操れるのかどうかは分からない。「すす能力」は多言してはいけないというルールがある。

修練の間に向かうと、そこにはベル、そして彼女のお影さまであるイザベルミラベルがいた。と、突然犬の鳴きまねをし出すエミリコ。

あなたたちが操っているのね!と紛糾するケイトだったが、証拠あるの?としらばっくれる双子たち。腹が立ったケイトは、「すす能力」を使って双子を転ばせ、エミリコへの操りを解いた。

星つきを目指すのならばやり返すべきじゃなかったわ…と言うケイトに「助けて下さって嬉しかったです!ケイト様」とエミリコは微笑みかける。

そしてまた「喜びの会」がやってきた。敵だらけだが、ローズマリーペアならば説得できるかもと考えるエミリコ。

しかしそこに、また様子がおかしくなってしまったローズマリーが現れた。

まとめ
  • 星つきになるためには「現”星つき”からの推薦が必要
  • 大人は「子どもたちの棟」の管理にあまり干渉しない
  • 星つきを目指すなら前リーダーの話は禁物

【55話】ローズマリーの変

また「すす病」に犯されてしまっているローズマリー。しかしいつもと様子が違う。

ローズマリーの体から、大量の「こびりつき」が現れた。しかも「密度の高い」こびりつきだ。

こびりつきが口に入ってしまった”生き人形”は他の”生き人形”を襲うようになってしまうらしい。水を使用しても良いのか、スージーに尋ねるベン。しかしスージーはバービーに聞かないとと答える。

こびりつきをパンチ一撃で倒してしまうベン。ショーンやエミリコ達も、ベンに続こうと「こびりつき」に攻撃する。

スージーは、ベルに”珈琲”を持って退避するように命令した。続いてダグ班には緊急掃除用具を持ってくるよう申し付ける。

冷静に対処するよう呼びかけるスージーだったが、二階から巨大なこびりつきが現れてしまう。二階に逃げ込んだこびりつきが、全て合体してしまったのだ。

攻撃がきかずに困っていると、「移動型すす回収機オリバー2号」を引き連れたオリーが現れた。巨大な掃除機のようなものでこびりつきを吸おうとするが、ホースの動きについていけないナンシー。

誰か扱えるものはいないか探すオリーの前に、エミリコが手を挙げた。

まとめ
  • ベンは「こびりつき」をパンチ一発で倒すことが出来るくらい強い
  • こびりつきが口に入ってしまった”生き人形”は他の”生き人形”を襲ってしまう

【56話】大掃除

移動型すす回収機オリバー2号」を使い、”亡霊”を吸引しようとするエミリコ。

ベンたちが”亡霊”を崩し、それをどんどんエミリコがホースで吸い取っていく。

そこへバービーが登場した。こびりつきは、”生き人形”の口をめがけて飛んでくると説明するバービー。

緊急掃除用具を取ってきたダグ班も合流する。

移動型すす回収機オリバー2号」のパワーを全開にするよう頼むエミリコ。空中から、”亡霊”を吸い取ることで、合体していたそれは「こびりつき」へと分散した。

力の行き場を失い、落下するエミリコを、助けるリッキーとルウ。そこへオリーがエミリコの活躍を称えるために駆け寄ってくる。

それを見て、面白くないショーンはオリーからエミリコを引きはがす。

無事”亡霊”を倒すことが出来たエミリコ達。

しかし「”珈琲”も無事だったし」と言いながら、ベル達は珈琲の入った瓶をぶっ壊してしまうという真逆の行動をとるのだった。

まとめ
  • こびりつきは、”生き人形”の口をめがけて飛んでくる
  • ”亡霊”は無事倒せたが、珈琲のビンがベルらによって割られてしまう

【57話】破鏡不照

すぐに捕らえられるベル達。「私はやっていない!」という叫びも虚しく、ベル達はどこかに連れられてしまった。

この日”生き人形”は部屋に戻され、お影様と共に部屋から出ることを禁じられてしまう。

すす管理施設、通称「すす管」ではバーバラたち星つきが集まっていた。「すす管」は、子どもたちの棟で集められたすすを粉砕処理し、おじい様と共にある棟へと「すす」を運ぶ重要な施設だ。

”亡霊”の発生源は「すす管」で間違いないよとオリバー。すす管には、各部屋から「すす」が送られてくるためこびりつきがたくさん入っており、それが全部逃げ出して亡霊化したのだという。

スザンナは、珈琲の管理を双子に任せたスージーを叱責していた。「双子を気に入っていたのはスザンナで、スージーはスザンナに従ったまででは?」とバーバラ。

そこへ救護班のギルイヴがやってきた。”生き人形”達の容態の報告をする。

こびりつきを連れてきた元凶、ローズマリーはまだ会話できる状態には無いようだ。

エドワードへの報告はどうするというオリバーに「できるわけがありません」とバーバラ。

反乱分子によって”珈琲”を割られ、多くの”生き人形”をすす病にし、1週間珈琲を与えることが出来ない…これらがエドワードに知られたら、バーバラ達はもはや”星つき”ではいられず、命の保証も無くなってしまうからだ。

何よりも許されないことは、最も大切な”珈琲”を任せて下さった、偉大なるおじい様の愛情を裏切ってしまったことだとバーバラは続ける。自分たちの力で立て直すことで、星つきたちは方向性を定めた。

  • 双子は早急に罰する
  • ローズマリーの処遇は話を聞き次第決める
  • 真犯人を見つけ出す

双子は使い捨ての実行犯でしかないだろうと星つきたち。となると真犯人が誰なのかという問題だが、「ケイトを警戒しろ」というエドワードの言葉を思い出す星つきたちであった。

”生き人形”とシャドーを集め、今回の一件はイザベルとミラベルの”生き人形”が起こしたことだとバービーは説明し、2人にすす管清掃の罰を下した。

すす管清掃、即ち「すす管送り」は、すす管内の「こびりつき」を掃除する罰である。シャドーにとって最大の侮辱であり、”生き人形”にとっては、壊れる危険もある過酷なものなのだ。

通常「すす管」清掃は交代で行われるが、「すす管送り」を命じられた場合はしばらく担当しなければならず、何度も「すす病」を繰り返すことになるという。

一旦その場は解散となったが、ケイトだけバービーによって引き止められてしまう。亡霊事件についていうことは何かないかと問われるケイト。

”星つき”に評価されるなんて期待できなかったと感じたケイトは、あえて高圧的な態度に出る。

エドワードに気に入られるためにわたしを犯人仕立てあげて『すす管送り』にでもするつもち? それで解決したと思い込めるならおめでたいわ」とケイト。

そして

今の”星つき”がこどもたちの棟でどう思われているか知ってる?
 あなたたちは『クリストファー』に比べてはるかに格下だって

と、爆弾発言を投下した。

禁句であるクリストファーの名前を出されたことで怒るベンジャミンだが、ケイトは怯まず畳みかける。

優秀なクリストファーのようになりたいと思っているんでしょうけれど
 実際はエドワードにいわれるがままに操られているだけ!

そしてケイトは「私ならこの事件を解決出来る!」と言い放った。

まとめ
  • ”星つき”は命の保証をされている(?)
  • イザベルとミラベルは「すす管送り」に

【58話】犯人候補

ケイトの言葉を受けてバーバラは「特別な権限は与えないが、もし真犯人を見つけることが出来たら大きな評価を与える」と告げ、その場は解散となった。

苛立つバーバラに、「失敗したとしてもケイトを犯人としてエドワードに差し出せばいい」とベンジャミン。

しかしスザンナは、先ほどのケイトから出た「煤量」の多さを指摘する。天井には、煤量が多いものからしか生まれない「すすつらら」が出来ていた。

煤量の多いシャドーは、安易に処分することが出来ないのだ。

自室に帰ったケイトは、情報を頭の中で整理していた。まずは亡霊騒ぎの目的について考える。

重要なのは”珈琲”が割られたという点だ。犯人が亡霊騒ぎも意図的に起こしたのだとすると、自ずと「煤量」の多いものに絞られてきそうなものだが、精神系能力者が「こびりつき」を操作できる可能性もある

推理するにはまだまだ情報が足りない。ケイトは、エミリコが持っていた地図がヒントになるかもしれないと考えた。

この地図は、元々はミアがエミリコの為に書いてくれたものである。以前(20話)地図に書き込まれた「すす」を見て、何かに気づいたようだったミアの様子を思い出したエミリコ。

地図の話を聞くために、エミリコとケイトはミア達のお見舞いに行くことにした。

ミアは、すすの跡で部屋みたいに見える箇所に気づいたらしい。そこは最初の亡霊騒ぎの原因だった「すす処理の中間施設」のことだった。

ローブ様も知らないと言っていたのに、書き込まれているのはおかしいとエミリコ。そこにローズマリーの悲鳴が響き渡る。

すっかり「すす病」から回復したミアと違い、ローズマリーはまだ「すす病」に苦しんでいるのだった。

まとめ
  • 「すすつらら」は煤量の多いものの証
  • 煤量の多いシャドーは、安易に処分することが出来ない

【59話】散策

ミアが書いた地図は2階までしか書かれていなかったため、これを機にこどもたちの棟の見取り図を自分たちで作ってみようと提案するケイト。

こどもたちの棟の中を歩き回っていると、”亡霊騒ぎ”でのエミリコの活躍を評価してくれるシャドーもいることが分かった。

外に出てみると、ケイトらを見つけたジョンとショーンが部屋から出ているパイプを伝って降りてきた。

ジョンにパトリック達のことを尋ねてみると、パトリックは「すす能力」の授業に呼ばれなかったことに引け目を感じているのか、よそよそしいとのこと。

ジョンに言われ、3階に上がってみたエミリコ達は、まだ行ったことのない小屋が見えていることに気づき、向かうことにした。

扉はさび付いているのか、全然開かないとショーン。ケイトに良いところを見せたいのだろう、ジョンは力ずくで扉を引きはがそうとした。すると扉と一緒に壁まで剥がれてしまう

誰もいないと思われた小屋だったが、そこは研究班の小屋だった___。

まとめ
  • エミリコの活躍を評価してくれるシャドーもいる
  • こどもたちの棟の見取り図を自分たちで作るケイトたち

【60話】研究班

いきなり壁を剥がされ驚くオリバーらだったが、エミリコの存在を目にすると「スーパー生き人形確保~!」とオリー。

ケイトらの謝罪が全然耳に入っていないオリバーだったが、客人であることに気づくとアンナナンシーに紅茶を振舞うよう頼んでくれた。

彼女らの口に砂糖を放り込むオリバー。これが彼の愛情表現らしい。

わいわいしていると「キーキー喚くなガキ。喉削ぎ取るぞ」とリディアリディ。ちょっと口が悪いらしい。

そして騒がしさにも関わらず、すやすやと寝入っているのはジェレマイアジェレミだ。

これがオリバー班のみんならしい。「ここの奴らは常識ってもんが無いのか?!」と叫ぶジョンに、ジョンに常識の概念があったことに内心驚くケイトだった。

いつの間にか起き出して、食事を取るジェレマイア達。”生き人形”なのにお肉を食べていることにエミリコはびっくりする。

”星つき”の所属班であれば、普通の”生き人形”より豪華な食事が与えられるらしい。大掃除も免除で「喜びの会」だけ参加しているようだ。

救護班は「慈善活動」を、研究班は「知識の探求」を目的としていると説明するアンナ。

ケイトは、救護班と研究班の班員は次期”星つき”候補かもと推測した。

オリバーの研究品を面白そうに見るケイトに、

いやあケイトいいね! 『すすつらら』が出るしとても優秀だよ

とオリバー。

すすつらら』って?と聞き返すケイトに、オリバーは「しまった」という反応をした。『すすつらら』は秘密事項のようだ。

「煤量」が多いものにしか現れない特徴で、バーバラ・ベンジャミン・ギルバート・ケイト・ジョンなど限られたものしか出来ないと教えてくれるオリバー。ダグラスサラも作れそうだという情報まで教えてくれた。

オリバーは亡霊騒ぎの件は誰が怪しいと思う?というケイトの問いに、オリバーは『男』だろうなと思っていると答える。「すす管」の扉は結構重いらしく、女性二人ぐらいの力じゃ開けられないからだ。

オリバーの意見を聞き、ショーンにローブ様の身長を尋ねるケイト。エドワードくらいかなり高かったとショーン。

ケイトは、ローブ様の正体はクリストファーなのではと推測する。色々と話してくれるオリバーに、クリストファーのことも聞こうとしたが、流石に彼の件に関してオリバーも口をつぐんでしまった。

クリストファーとアンソニーのことだけは答えられない

とオリバー。

研究所では、シャドー家がつける香水も作られている。香水の香りから、ローブ様の正体を突き止めることが出来るのではと考えたケイトだったが、香りから個人を特定するのは無理だとリディア。

そろそろお暇する時間が迫ってきたと言うケイトに、オリバーは内緒で”生き人形の部屋の鍵”をくれた。オリバーとオリーは、かなりケイトとエミリコのことを気に入ってくれているようだ。

夜でも構わずラボに来てくれて構わないとオリバー。一方、ジョンとショーンは壊した壁の修理を頼まれた。

自分一人の力ではこんなに情報が手に入ることは無かったと、出来事を反芻するケイト。ヒヤヒヤさせられるところもあるけれど、ジョン貴方のおかげよと心の中で感謝する。

協調性は無いけど自分の目的のために頑張り、悪意も裏表もないルイーズ。傲慢だけど義理堅いところのあるパトリック。

幾人かの洗脳を解く」「亡霊騒ぎを解決する」「ローブ様の正体を掴む」これらを解決するために、『同期会を発足しよう』と考えるケイトだった。

まとめ
  • 「すすつらら」は限られたものしか出来ない
  • 「すす管」の扉は結構重たく、女性二人ぐらいの力では開けることが出来ない
  • ”星つき”の所属班は良いご飯が食べれたり掃除が免除される
  • 香水を管理しているのはリディア
  • 現在こどもたちの棟に支給されている香水の種類は10種類

【61話】深夜の同期会

見張りを避けるために、エミリコの部屋を経由してパトリックの部屋に向かうケイト。ケイトの部屋の周りは見張りが多く、内緒の集まりである同期会に適していないからだ。

いざパトリックの部屋についてみると、そこではパトリックとジョンが争っていた。パトリックが「お前と話すことなんてない!」と言うので、強行突破に出たらしい。

ルイーズの姿もなく、彼女を呼びに行くケイト。どうやらルイーズは待っている間に寝てしまっていたようだ。

”顔”もつけずに深夜に集まる不良どもが…
 ”星つき”に報告してやるからな!

集まりにまだ納得していないパトリック。ちなみにシャドーだけで集まることになったのは、なるべく目立たないためである。

ジョンとケイトの作戦はこうだ。

  1. ケイトとジョンが反乱を起こそうとしていることは言わない
  2. あくまで「亡霊騒ぎの解決」の仲間と言う体で信頼関係を築く

双子は身代わりでしかなく、亡霊騒ぎの真犯人は別にいること、ケイト自身が犯人にされそうになったこと、そして1週間のうちに真犯人を見つけたいからみんなの協力が必要だと話すケイト。

冗談じゃない、巻き込むなと言うパトリックに、話がつまんなーいっと言うルイーズ。

ケイトの話ってやって欲しいことばっかりっ
 すっごい身勝手よねっ

ルイーズの言葉に、ケイトはハッとする。ルイーズとパトリックに話が通じないのは、洗脳のせいではない。

エミリコは自分勝手ではないし人を巻き込むのが上手い。誰かといる状況を楽しむ純粋さが、自然と味方を作るのだ。

自分にみんなを楽しませることが出来るか思案するケイトは、すすをこねて遊ぶことを思いつく。

ケイト以外のみんなは、すすだるまを作ったことが無いらしい。ねんどのように「すす」をこね、楽しむケイトたち。

「すす」の質感はシャドーによって違うようで、パトリックのはさらさらとしていてまとまりもしなかった。せっかくなのでみんなの「すす」を混ぜようとジョン。

「すす」で作った人形を火で焼き、動き出すことがないようにするケイトたち。

__みんなと同じ時間を共有出来て…楽しかったわ

ケイトの言葉に、また部屋に来ても良いというパトリック。まさかケイトに惚れたんじゃ?!と心配するジョンだったが、パトリックが密かに想いを寄せる相手はエミリコだった。

こうやって仲良くなれればそれで良い、ルイーズとパトリックは「亡霊騒ぎの件」には巻き込まないでおこうと考えるケイト。

しかしパトリックとルイーズは自ら協力を申し出てくれたのだった。

まとめ
  • パトリックの部屋で同期会を開くケイトたち
  • 「すす」の質感はシャドーによって異なる
  • 「すす」は火で焼くと、固めても勝手に動き出すことは無い

【62話】夜の空

ケイト達が同期会を開いている頃、エミリコとショーンは一緒に館を散策していた。

屋根に上がり、空を眺めながら会話をするエミリコとショーン。

エミリコは、自分が人間とはどういうことなのか悩んでいた。珈琲の作用で、”生き人形”以前の記憶がないエミリコら。完全に記憶が戻ったら、何が変わるのかと呟くエミリコ。

ショーンは、自分たちが村から来たとして、戻ったところで幸せなのだろうかと疑問を投げかける。

シャドー家とは違い、”生き人形”の食事は質素だ。睡眠時間も短いし、掃除と言う大変な肉体労働が課せられている。しかし自分たちは貴族ではないので、村での暮らしも似たようなのかもしれないとショーン。

エミリコ達は、自分たちやリッキー、そしてルウが過去に何をしていてどんな家の生まれだったのか想像しあった。

そういえば何故”生き人形”と呼ばれるのかというエミリコの問いに、「『命』を意識させないためではないか」とショーン。

お影様を模して”生き人形”は造られたと思い込まされていたが、実際は逆だよなと言葉を続ける。お影様は側にいる人間を真似て育つからだ。

ジョンから聞いたところによると、実際ショーンとジョンとでは覚えている記憶にほとんど差が無いらしい。部屋でしばらく生活していたらショーンが来たとのこと。

このことから、お影様は人間と触れ合うことで意識を持ち出すのではないかと推測するショーン。

ラムが”お披露目”に落ちた理由については、内気なラムがあまりシャーリーと触れ合いが出来なかったから人間らしくなれなかったせいではと続ける。

そして「顔の見えない人形」は主人が死んで喪に服しているということかと納得するのだった。もしかしたら顔の見えない人形の中にラムがいるかもしれないと喜ぶエミリコに、

…今話していて確信した
 俺の名前『ジョン』なんだ

と、ショーン。”生き人形”とシャドーの関係を照らし合わせてみると、それが自然だと言う。

お互いにこっそり「ケイト」「ジョン」と呼び合ってみるエミリコとショーンだった。

屋根の上に寝っ転がって話に花を咲かせていると、ふいに雲間から星空が顔を覗かせた。

星空に見覚えがあるとエミリコ。

何を戸惑っていたんでしょう
 私は”生き人形”ではなく人間として感動できる
 この気持ちを忘れたくありません

今度はラムも含めて5人で星空を見ようと、空に手を掲げるエミリコとショーンだった。

まとめ
  • 「顔の見えない人形」は主人が死んで喪に服している格好をしている
  • シャドーと”生き人形”の本当の名前は逆

シャドーハウス【5巻】の感想

ジョンはいつケイトを好きになったのかなと思っていましたが、なんと”お披露目前”に一目ぼれしていたのですね。ケイトの高貴なところに惹かれたのでしょう。

そしてショーンとエミリコにもなんだかフラグが立って、そわそわしちゃいました! ショーンやきもち妬いてる可愛い!まさかの、パトリックはエミリコが気になっている模様。シャドーって異種族に恋することもあるのですね。

シャドーハウスの恋愛フラグはどれも微笑ましいというか、可愛いなと思います。どこも応援したくなってしまう!

ラムはやっぱり「顔の見えない人形」になってしまったのですね。いつか再登場すると良いなあ…。

名前を言ってはいけない状態の”クリストファー”のことも気になります。もう一人”アンソニー”という名前も出てきましたね。クリストファーの対の”生き人形”の名前かなあ。でも名前が似てないし、別人の可能性もありますよね。

大分シャドーハウスの”謎”が分かってきた5巻。

しかしケイトが何故他のシャドーと違って色々と元から知識があるのか、亡霊騒ぎの真犯人は誰なのかまだまだ分からないこともたくさんです。

6巻も楽しみです!

>>シャドーハウス6巻のネタバレ・あらすじはこちら

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