シャドーハウス

シャドーハウス【4巻】ネタバレ・感想・あらすじ お披露目編完結!

2021年春にアニメ化されたシャドーハウスの【第4巻】を読んだので、あらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。

顔のない一族である「シャドー」。

そしてその”顔”の役割を果たす、お世話係の「生き人形」。

シャドーと生き人形が貴族のまねごとをして暮らす、奇妙な館の謎とは……

※以下ネタバレを含むので、先に無料で読みたいという方は下記から無料で読む方法をご覧ください。

シャドーハウスを無料で読む

シャドーハウス【4巻】のあらすじ

いよいよ”お披露目”の試験結果が判明する4巻。そして”生き人形”とシャドーの出生の秘密が明かされます。

3D制作による資料「お披露目の間・すす時計」、「ノットガーデン・鳥籠型の檻」「すす列車」の解説つき◎

>>U-NEXTで無料で読む

 

この先ネタバレを含みます。アニメ派の方や未読の方はお気を付けください。

 

シャドーハウス【4巻】のネタバレ

【37話】「顔」

  • ”顔”は自らの考えをいずれ失い忠誠心のみでシャドーに従う
  • そしてシャドーと”顔”は一体化して”完全な存在”になる

エドワードの”お披露目”のやり方に苦言を呈する”3階”の住人たち。”顔”と仲良くさせるようなやり方は間違っていると言う。なぜならば”顔”は奪うためにあるからだ。

顔とシャドーを離れ離れにして助ける方法は、”顔”に情が移るし”顔”事態も個別の考えた方を持ってしまうと、声を荒げるライアン

一方、実験的で面白いという意見をあげるシャドーもいた。

無事「すす取りの間」で服を綺麗にできたジョン。この後進む道について、鉄格子を前にジョンとショーンが議論していると、向こう側からリッキーがやってきた。

この鉄格子は双方で協力しないと開けることが出来ない。既にパトリックは救出したから散歩してるだけだと去勢を張るリッキーだったが、ショーンに見抜かれてしまう。

鉄格子を通らずともゴールに間に合うショーン達と、鉄格子を通らなければパトリック救出が間に合いそうにもないリッキー。険悪なムードの二人だったが、リッキーが渋々折れる形で、鉄格子を開けることになった。

しかしリッキーがルウのハサミを背負っていることに気づいたショーンは、リッキーがルウから奪ったのではと疑う。ルウに貰ったと話すリッキー。

誰かを陥れようとしていたリッキーを、信じることは出来ないと返すショーン。

口論していると、ベルの音が鳴り響いた。

まとめ
  • ”顔”は奪うためにある
  • 「一体化」は館の重大な秘密

【38話】合格

ベルの音は、ルイーズとルウのペアの到着を知らせるものだった。

リッキーがルウにハサミを貰ったというのは本当だったのだ。

33話で、ルイーズに罵倒されたリッキー。

一瞬、2人を手にかける考えが頭を過ったリッキーだったが、『俺は一時の感情でパトリック様の顔に泥を塗るようなバカじゃないんだ』と、彼は思いとどまったのだ。

立ち去ろうとするリッキーに、ハサミを手渡すルウ。ルイーズの指示ではなく、ルウの意思らしい。

私がリッキーにあげたかったの
 こんなことするのは初めて…
 …変だね
 でもリッキーといて楽しかったから
 パトリック様とリッキーには受かってほしいから___

疑ったことを謝るショーンだったが、既にリッキーは離れてしまっており耳には届いていない。

と思いきや、転がる岩に追われながらリッキーが戻ってきた。助けを懇願するリッキー。しかしそのまま鉄格子を開くと、リッキーとショーンの位置が入れ替わり、今度はショーンの身が危なくなってしまう。

自分の身が傷つくのを覚悟したのか、リッキーはショーンとジョンにパトリックのことを頼むと涙ながらにお願いする。

パトリック様は繊細な方で…
 俺がいなくなった後が心配なんだ
 ”お披露目”に落ちたらどうなるのか知らない…
 でももし先があるんだとしたら…
 ジョン様!ショーン!
 助けになってあげて下さい…!

するとジョンがショーンを突き飛ばし、鉄格子を開いた。そして迫りくる岩を殴り、木っ端みじんに砕いてしまったのだ。

まとめ
  • ルウは自分の意思でリッキーにハサミをあげた
  • パトリックは繊細(リッキー談)
  • ジョンは「すすで」岩を殴って砕くことが可能

【39話】一番かわいそうな

ジョンの活躍を見て、窓にへばりついて興奮している女がいた。ソフィだ。ジョンの「煤量(すすりょう)」の味を想像し、恍惚としている彼女。

ソフィ 興奮して『顔』が出てる

というライアンの言葉で、すっと顔を消し、顔面真っ黒のシャドーに戻るソフィだった。

無事にパトリックを救出できたリッキー。エドワードが考えたシャドーの檻は「すす」がキーになっている。ルイーズの仕掛けやジョンの能力を見て、リッキーは学んだのだなと評する”3階”の住人達。

シャドーは”顔”を信頼し待ち
 辿り着いた”顔”をねぎらい絆も深まる

とジョゼフは独りごちる。

続いてシャーリー救出に成功するラム。駄目な2人も盛り返したかと感想を述べるも、「まさかこのまま「お手手繋いで全員合格」なんてくそ下らねぇオチじゃねぇだろうな」とライアンは声を荒げる。

「まだ終わっていないんだから」とライアンをたしなめる”3階”の住人達。

そう、ケイトとエミリコペアだ。エミリコだけ、まだケイトを救出できていないのだ。

まとめ
  • ソフィは「すす」のことになると性格が変わる
  • ”一体化”が終わったシャドーは、自在に”顔”を出せる(?)
  • エドワードが考案した檻は「すす」がキー

【40話】不安の煤

やっとケイトの檻に辿り着き、思わず涙ぐんでしまうエミリコ。

ここに来るまでどんなことがあったか、エミリコはケイトに話して聞かせた。

しばし談笑を楽しんだ後、ケイトは自分が檻に入れられた経緯を話し出した。ケイトの檻は、茨の木で囲まれたクレーンで操作されているらしい。しかも檻を吊るしている鎖は「すす」がたまると外れてしまう

クレーンを操作するための鍵は、すす時計の広場でエドワードが与えると言っていたとケイト。エミリコ達が持っていくものを選ばされた、あの広場だ。

確かに鍵の束があったことを思い出すエミリコ。しかし彼女が選んだのは荷車だ。

すす時計の広場を出た時点でお前らの不合格は決まった』とエドワードは考えていたようだが、茨の木を断裁して前に進もうとするエミリコ。

しかしゴールまでに残された時間は残りわずか。

そうだ お前(エミリコ)は諦めないだろうな
 それがいいんだ
 最後まで惨めに足搔いて散る姿を”3階の方々”に見せてくれ!

と、エミリコらを観察しているエドワード。

時間もないし、ケイトの檻の鎖も今にも外れそうだ。そんな時、ケイトたちの元へ向かってくる者がいた。

まとめ
  • ケイトの檻を操作するクレーンの鍵は「すす時計の広場」に置いてあった

【41話】鳥籠と花

ケイトとエミリコの元にやってきたのは、リッキーとパトリックだった。

ルウが選んだハサミを持っているリッキーを見て『奪ったんだわ、やっぱり他のペアは信用できない』と考えるケイト。一方エミリコは、「良かった!」と顔をほころばせる。

リッキーが途中までルウに協力したからハサミを貰ったのだろうとエミリコ。

棘のある木を、小さなハサミで伐採する彼女を見て、リッキーは剪定ばさみを渡すべきか思案する。

ここへは、パトリックの提案で来たようだ。最下位であるケイトたちを見物するために、パトリックは立ち寄ったと考えているリッキー。

パトリック様のために非情でいなければと考え、自らハサミを渡そうとしはしないリッキーだったが、そんな彼にパトリックが頭を下げた。

…エミリコにハサミを渡してやってくれ
 借りがあるんだ

剪定ばさみを譲り受け、「みんなが後押ししてくれます!」とケイトの為に前に進むエミリコ。そんな彼女を見て、貴方がみんなを変えたのよとケイトは考える。

わたしは馬鹿だわ…
 はじめから敵を作っていたのはわたし…

なんとかクレーンを操作するところに辿り着いたエミリコだったが、操作盤にもカギ穴があった。絶望しかけるケイトだったが、エミリコはまだ諦めていない。

檻の鎖が外れ、落ちそうになるケイトを、エミリコは走って、そして飛んで受け止めたのだった。

…前にミアは自分のことを生まれつき「優秀」と言っていましたけれど…
私は生まれつき「体が丈夫」みたいです!

 

まとめ
  • シャドーであるパトリックが、エミリコにはさみを貸すようリッキーに頭を下げた

【42話】解

手前の方の木は根元から剪定され、そこには花や草をクッション代わりにした荷車が置いてあった。クレーンが動かせなかった時の為に、エミリコはここまで計算して動いていた…?と考えるケイト。

しかし頭を怪我してしまったエミリコ。顔を傷つけたことを謝罪するが、どうやら傷は浅いらしい。

2人とも無事ですしまだ合格できますね!と明るく言うエミリコだが、残り時間は10分を切ってしまっている。

エミリコがエミリコらしくいてくれた
 さっきのパトリックの態度でよくわかったわ
 それだけで私は満足よ

ケイトは首を振り、優しくエミリコを抱き寄せた。

概ね思い通りに事が運んだことで、満足するエドワード。ケイトらを観察することを辞め、一足先に庭園から出ようとするエドワードに「まだ残り時間はあるのに良いのですか?」とバービー。

どんなに速く走ったところでケイトらは間に合わないとエドワード。「『こどもたちの棟』のお前らは私の言うとおりにしていればいい」と言い去ろうとする彼に耳に、何かがぶつかる音が聞こえてきた。

至急上から確認して!」というエリーの「すすバト」によるメッセージを読み、慌てて庭園に戻るエドワード。

双眼鏡でのぞき込むと、そこには信じられない光景が広がっていた。なんとエミリコとケイトが、荷台に乗って水路を下っていたのだ。

まとめ
  • エミリコ達がいる棟は「こどもたちの棟」と呼ばれている
  • 「すすバト」を使えるのはエリー(「すす」能力は個人で異なる?)

【43話】最後の一対

荷車のいらない部品を外して船にし、ゴールまでの道のりを水路を使って驀進するエミリコとケイト。

ケイトが「すす」の力を使って荷車を安定させ、細い水路でもぶつからないように進んでいるのだ。

エドワードは、ケイトが”覚醒した”のではなく「すす」を操れることを”隠していた”ことに気づく。

なぜならば、不安な感情でたくさん「すす」を出していたにも関わらず、ケイトの服が汚れていなかったからだ。

エミリコも同じ点に気づいており、「ケイト様が諦めていないのに私が諦められるわけがありません!」と伝える。自分のことをよく見てくれているエミリコに、喜ぶケイト。

暗渠にぶつかりそうになると、ケイトはすすで羽を作り、そのままエミリコを抱きかかえてゴールした。

ケイトたちを出迎えてくれたのは、バービーら星つきだった。「お披露目の間」へと案内してもらう。

お披露目の試験に入る前から「すす」を操れたとしたら、何故隠した…と訝しがるエドワード。

そんな折に、”3階”の住人であるライアンたちの拍手が聞こえてきた。「向こうは成ったか…」とエドワードは何かを悟る。

シャーリーの手を取るルウだったが、シャドーのすすがこぼれおち、姿かたちが消えゆくシャーリーの姿がそこにはあった___。

まとめ
  • ケイトがなぜ「すす」を操れることを隠していたのか、訝しがるエドワード
  • お披露目試験に合格した者は、「星つき」によって「お披露目の間」へと案内される

【44話】成人になるということ

  • ”生き人形”は「ポートレイト」を来たら私語を慎み、主人の感情表現に励むこと
  • ケイトは他のシャドーと好きに交流しても良いこと
  • 「すす能力」については他言してはいけない
  • 「すす能力」は「星つき」と自ら覚醒したもののみが知る情報

ついにケイトの”顔”になれた!と喜ぶエミリコらに、バービーはルールを説明するも機嫌が悪そうにそっぽを向いてしまう。

「怒らせてしまったのでしょうか」とこっそりケイトに話しかけるエミリコに、「あの子は誰に対しても平等に怒りっぽいの」とスザンナ。彼女もバービーと同じ星つきだ。

大きな体躯のものがベンジャミン、眼鏡をかけているのがオリバー、そして彼らをまとめあげるのがリーダーであるバーバラだと、スザンナによって教えてもらう。

お披露目の間には「こどもたちの棟」のみんなが集まっていた。

カップに入った黒い液体を振舞われるエミリコとケイト。”顔つき”つまり成人として認められたら飲むことが出来る飲み物らしい。

あまりの苦さに驚くエミリコ達。ケイトは「おそらくこれは珈琲という飲み物ね」と推測する。本で見たことがあるらしい。

「慣れれば病みつきになるし、飲めば不安もなくなるわ」とスザンナ。

ケイトの分のコーヒーも、勿体ないからとエミリコが飲んでいると、ローズマリーと彼女のお影様が現れた。

「『マリーローズ』だよ!『顔』は既に仲良くさせてもらっているね」と、ローズマリーのお影様が自己紹介する。

「顔」が同じ班だから、今後親密な付き合いになるだろうとマリーローズ。そこへサラとミアも現れた。「上出来ね、失敗作かと思ったけど」とサラ。

皆の前で、新たなる4対の成人として祝福されるケイトたち。

バーバラは

たった一体落ちた無能は…処分!

と言い、ラムの人形を床に叩きつけた。

嘲笑するみんなを見て戸惑うパトリックとジョンだったが、表情を崩さないリッキーとショーンを見て「これでいいんだよな?」「教えられてばかりだ」と自分を納得させる2人だった。

庭に出て、「偉大なるおじい様」と謁見する「こどもの棟」のみんな。おじい様の姿が窓越しにちらっと見えるだけだが、涙を流し喜ぶ”生き人形”だった。

しかしケイトは『あいつが全ての元凶…!』と、おじい様の顔を目に焼き付ける。しかし次の瞬間ケイトが見たものは、信じがたい光景だった。

なんとエミリコまでもが、涙を流しておじい様の姿に歓喜しているのだ。

振舞われた珈琲が原因では…と考えるケイト。

まとめ
  • 「星つき」のリーダーはバーバラ
  • 「お披露目の間」は「おじい様と共にある棟」の地下一階にある

【45話】総評

エミリコらに背中を押され、無事シャーリーを助けることが出来たラムは、初めてシャーリーに名前を呼んでもらえ喜んでいた。

手を繋いでゴールへと向かうが、次第に歩みが遅くなるシャーリー。ゴールまでもう間に合わない時間になっても、ラムはシャーリーと手を繋ぎ続けた。

いつまでも耳に残る「ラム」という優しい響き。もっと早く心を開けばよかったと後悔するラムだった___。

 

「偉大なるおじい様」と”3階”の住人らに謁見する”2階”の住人エドワード達。

顔を見せておくれ」というおじい様の言葉で、かつてはそれぞれの”生き人形”のものであった顔を黒い影の下から出し、”お披露目試験”について報告する。

シャドー名 エドワードの総評
ルイーズ 「顔」との相性、煤量ともに合格点
ジョン 煤量は期待を上回るが、「顔」との相性がちぐはぐ
パトリック 「顔」との相性は良いが煤量はいまいち
シャーリー 人格の未収得
ケイト

シャーリーについて厳しく評価を下すエドワード。お披露目前に収穫した情報から、シャーリーとルウが脱落することは予感していたようだ。

おそらく「ふれあい」(=おやすみのキス)もしていなかったと思われるとエドワード。

ドロシーがエドワードに、エドワードの持つ知識を確認させてほしいと告げる。

シャドーとは擬態・模倣を得意とする寄生型の妖精”モーフ”のことだとエドワード。

  • 偉大なるおじい様”がモーフがシャドーとして人格を得るまでの流れを築いた
  • 第一段階:”生き人形”を見せることで人の姿を認知し擬態させる
  • 第二段階:”生き人形”の側に置き、ふれあいによって人格を得る
  • 第三段階:すす能力の覚醒と一体化、つまり”生き人形”の体を乗っ取り「顔」を得る

シャーリーの死について、想定していたのかと尋ねるライアンに、エドワードはまさかと否定する。

死が想定された時点で落とすことは可能だったが、”3階”の住人らの余興になるかとエドワードは考えたようだ。

処分の手間を省くためにもお披露目に参加させたが、最後の最後でシャーリーが少し人格を得たのは予想外だったと語るエドワード。

「顔」に余計なことを考えさせたお披露目のやり方はどうなんだと、ライアンは続けて指摘する。

別の思想を持ってしまうと、シャドーハウス自体に疑問を抱くと危惧しているらしい。

「顔」自体は、おじい様のすす入り珈琲」を飲ませれば思考を塗り替えることも出来るし、短時間の記憶も消せるし、おじい様への忠誠心で満たすことも出来る。

しかし「顔」が疑問を持った場合、それに影響を受けたシャドーはどうなる?と問題提起するライアン。シャドーにはおじい様の珈琲は効かないのだ。

確かに「顔」の反抗心にシャドーが影響されるのが最も危険なケースだが、「顔」を偉大なるおじい様への忠誠心で満たせれば問題ないとエドワード。

シャーリーの生き人形であるラムは、30日間珈琲を飲ませてリセットし、「顔の見えない人形」として再利用すると続ける。

シャドーに『反乱分子』が生まれないよう細心の注意を払います

とエドワードが締めくくると、ライアンは「俺がそんなことを心配してるとでもいうのか?!」と声を荒げた。

しかしおじい様はエドワードの功績を評価し、エドワードはおじい様によって「こどもたちの棟」の管理権限を与えられることになった。

嬉しそうに頬を染めるエドワードに、「この程度で”3階”に上がれると思うなよ?」と釘をさすライアン。

偉大なるおじい様にもっと貢献せねばと考えるエドワードは、「すす」を操れることを隠していたケイトの尻尾を掴もうと固く決意するのだった。

まとめ
  • おやすみのキス=「ふれあい」
  • 珈琲には「おじい様のすす」が混入している
  • 珈琲を”顔”に飲ませると思考の塗り替えが可能。短時間の記憶も消せる。
  • シャドーには珈琲は効かない
  • 顔の見えない人形は、お披露目に失敗した”生き人形”

【だい46わ】いきにんぎょう

掃除しているエミリコに「ラムのことはショックじゃない?」と話しかけるケイト。

しかしエミリコは

残念でしたね
 でもシャドー家のお役に立つため要らない”生き人形”が処分されるのは仕方ないですよ

と返すのだった。

ケイトは、シャドー家に使えることを信じて疑わないエミリコのことを最初は信用できなかった。しかしそれは”珈琲”のせいだったことに気づく。

少しずつ心を取り戻していたのに、お披露目会場で珈琲を口にし、すっかり洗脳されてしまったエミリコ

必ず元に戻すわ
 わたしの大好きなエミリコに…!

ケイトはこう決意し、エミリコを元に戻すヒントが何かないか、エミリコの部屋に探しに行く。

場面は変わり、汽車に乗って館の外へと行くライアンとドロシー。”3階”の住人である二人の向かう先には「すす」が充満する村があった。

偉大なるおじい様のすすほどの効力はないものの、日常的にすす炭のすすを吸っている村人は正常な思考が出来ないため扱いは楽だとドロシー。

そして村の子供たちから、館へ連れていくメンバーを選び出し珈琲を与える。シャドー家に選ばれることは名誉であると村人たちは感じているようだ。

”生き人形”は造られたものではなく、実際の人間だったのだ

まとめ
  • ”生き人形”は実際は人間
  • 館の近くの村から定期的に人間の子供を連れ帰り、シャドー一族が一体化するための贄としている

【47話】すすによる病

  • 偉大なるおじい様は絶対であること
  • ”生き人形”を従えること
  • ”生き人形”との触れ合いを大切にすること
  • 主人としての威厳を保ちつつ「顔」との相性を良くすること
  • その他、棟が分かれていることや星つきのことなど

”お披露目”前のシャドーは他者との交流が許可されていない。そのため「シャドーの教え」を読んで生活の基礎を学ぶのだ。

「シャドーの教え」には、概ね以上のことが書かれており「すす」についての記述は非常に少ない。負の感情によって「すす」が出ること、そして掃除を怠ると「こびりつき」が発生する程度のものだ。

一方、「生き人形の説明書」では館への忠誠心”生き人形の存在意義”が強調されている。

「すすが水に弱い」ことを、エミリコの「生き人形の説明書」で初めて知るケイトだった。そしてたまたまエミリコの「考えないノート」を発見する。

エミリコのノートを読みながら、「亡霊騒ぎ」は誰かのすす能力なのではと考えるケイト。そしてローブ様の記載に気づく。

深夜の見回りのことはエミリコはケイトに話していなかったので、当然ケイトは、深夜に徘徊しているシャドー、ローブ様のことは知らなかったのだ。

自分のような、おじい様の思想の外にいるシャドーも存在すること、そしてエミリコと同じように珈琲を飲んだのに自分には変化がないことから、”生き人形”の忠誠心にシャドーが影響を受けるのだと結論付ける。

更に「すす病」は「水をたくさん飲ませて解決した」というエミリコのメモにより、ケイトはエミリコに水を飲ませることを思いつくのだった。

子どもシャドーに「すす」のことを隠すのは、もし「すす病」のことを知っていたら”珈琲”を飲んだ”生き人形”の異変に気付き、治療してしまう可能性があるからだと推測するケイト。

バケツに思わず吐いてしまうほどの水を飲まされるエミリコ。しかしまだ元に戻る様子はない。

忘れてほしくないの
 エミリコが自分らしさを取り戻したことを
 ごめんなさい
 ごめんなさいエミリコ…!

ケイトは涙を零しながら、エミリコに水を飲ませ続ける。

とうとう泣き出してしまったエミリコに限界を感じ、水を飲むのを辞めさせようとした時だった。

エミリコが自我を取り戻したのだ。

エミリコが落ち着くと、「私は偉大なるおじい様に対抗したい」と話すケイト。

シャドーハウスは間違っている
 ここは”生き人形”にとっても…
 シャドーにとっても牢獄よ

シャドーハウスのルールに従っているふりをしながら少しずつ仲間を増やしたいとケイトは話すのだった。

まとめ
  • 「シャドーの教え」に「すす」の記述は極端に少ない
  • 「生き人形の説明書」では館への忠誠心”生き人形の存在意義”が強調されている
  • ケイトやローブ様のようなおじい様の思想の外にいるシャドーも存在する
  • ”生き人形”の忠誠心にシャドーが影響を受ける
  • ケイトは偉大なるおじい様に対抗したい

【48話】日常生活の影

なんとケイトは、全ての生き人形は”人間”であることを知っていた。

シャドーハウスの館の周りにはいくつかの村があり、そこから記憶を消されて連れてこられているらしい。エミリコには帰るべき家があるはずなのだ。

混乱するものの「ケイト様のことを信じます!」と明るく宣言するエミリコだった。

館の権力構成を図にしてエミリコに説明するケイト。珈琲を飲ませた張本人である”星つき”は信用できないため、洗脳が薄い新たな成人こそ味方につけやすいとエミリコに説明する。

まずは新成人たちに「手紙」を渡すというケイト。エミリコから”お披露目”であった出来事の詳細を聴き、ケイトは作戦を詰めていく。

ケイトが反乱分子であることに気付いているエドワード。しかし一体化したシャドーは、秘密保持の為に「こどもたちの棟」へ入ることが出来ない

自分が得た権限とすす能力を使い、ケイトを追い詰めようとエドワードは決意を固めた。

班ごとの待ち合わせ場所に足を運ぶエミリコとケイト。「自分を磨くのがこどもの仕事さ」とマリーローズ。”お披露目”で無事成人を迎えたケイトらは、これまでと違い、自由に館の中を見て周ることが出来るのだ。

自分の部屋で本を読むのはダメかというケイトの問いに、問題ないが図書室や音楽室にはノートがあって滞在時間を記すルールがあるとマリーローズ。

「あまり滞在時間が少ないと、成長する気のないダメなシャドーだと思われてしまうかもしれないね」と言う彼女の言葉に、結局単独で自由に行動できる時間はほとんど与えられていないんだわと考えるケイトだった。

人数も多く、パトリックやジョンらに手紙を渡す機会が無いと不安になるケイトだったが、人目を気にせずケイトに話しかけてくるものがいた。ジョンだ。

大勢の前で、いきなり婚約のことを持ち出すジョン。彼のおかげで、お披露目の時のような空気が流れる4対の新成人たち。

パトリックらがよそよそしくなってしまったと感じたケイトだったが、緊張していただけだったのだ。

そこに”星つき”のスザンナが現れる。どうやらこれから新成人のみで特別授業が行われるらしい。

同期だけの授業に、チャンスかもしれないと考えるケイトだったが、そんな彼女をスザンナは意味深な目で見つめていた。

まとめ
  • ケイトは全ての”生き人形”は人間であることを知っていた
  • まずは洗脳の薄い新成人から仲間にすることを試みようとしているケイト
  • 一体化したシャドーは秘密保持のため「こどもたちの棟」へ入ることが出来ない
  • 「図書室」などの趣味の部屋ではノートに滞在時間を記さないといけない

【49話】すすの能力

スザンナの特別授業に呼ばれたケイト、ジョン、ルイーズの3人。「すす」能力が覚醒していないパトリックはお留守番だ。

「修練の間」は大きい「すす取りの間」のような部屋だった。

覚醒しているもの以外に「すす能力」を隠している理由をスザンナに尋ねるケイトだったが「そういうルールだからよ」とスザンナ。偉大なるおじい様自身が、「すす能力」に長けたものを欲しているらしい。

多くのすすを出すことは、評価につながるとスザンナ。それぞれ体内に蓄えられている「煤量」には、差があるようだ。無限に出るわけではないので、1日に自分が使える煤量を把握しておくことは大切だと続ける。

続けて能力の傾向について説明するスザンナ。すすには「射程」があり、物理的な力が強いほど射程は短い傾向があるという。

「私 すすでこんなこと出来ないけどっ」と言うルイーズに、スザンナはジョンが「物理」でルイーズは「精神」に作用する能力だと説明する。

ルイーズは「すす」で「顔」の忠誠心を操っているのだ。ルウがルイーズに従順なのはこのためだ。

続いてケイトは、「課題」としてペンをテーブルに移してみせるようスザンナに命令される。

ケイトは見事、右手で課題をこなしながら、左手で手紙をジョンのポケットに滑り込ませたが、スザンナにはばれてしまっていた。

まとめ
  • 多くの「すす」を出すことは評価に繋がる
  • ルイーズは「すす」で「顔」の忠誠心を操ることが出来る

【50話】手紙

ジョンへコンタクトを取ろうとしてばれてしまったケイト。

一方、エミリコもショーンとルウと話をする機会を伺っていた。

たまたまお皿を割ってしまい、怪我をするエミリコ。スザンナの”顔”であるスージーは、薬箱を取ってくると言い、あっさりと部屋から出ていった。彼女は救護班のようだ。

3人になったことで、ルウの話を持ち出すエミリコだったが、「余計なことを考えるな」とショーン。

シャドーハウスのルールって変…」とエミリコが口に出すと、

全てはシャドーハウスのため
 余計なことは考えるな

と二人から睨まれてしまう。

ショーンもルウも私の事嫌いになっちゃいましたか…?と涙目で聞くエミリコ。しかし先程までの恐ろしい表情はどこへやら、そこにはいつも通りの表情の二人がいた。

ケイトがこっそりジョンへ渡そうとした手紙を読み、笑いをこらいきれない様子のスザンナ。なぜコソコソと渡す必要があるのかと詰め寄られ、ケイトは「学ばせてもらったわ!」と声をあげる。

修練の間に入った時から、ケイトたちの体は薄い「すす」で覆われていたのだ。スザンナの「すす」はおそらく手などと同じように感触があるのではとケイトは指摘する。

だからケイトが死角を狙ってジョンのポケットに手紙をすりこませたのも、スザンナにばれてしまったというわけだ。

生意気なことをしてしまってごめんなさいと謝るケイトを、「すす学習意欲が高い子は大好きよ!」とスザンナは褒めたたえた。

そしてケイトに本当にジョンに手紙を渡しても良いのか尋ねるスザンナ。俺への手紙だったのかと驚くジョン。

と、大きい音がして「すす」を大量にまき散らすバーバラとバービーが現れた。「出ていけ!」と命令するバービー。

”生き人形”に命令されたことに驚くジョンに、バービーは特別だとスザンナ。バーバラは会話不能になる時があるらしい。呻きながらも「すす」を大量発生させ続ける。

バーバラは自分で「すす」をコントロールすることが出来ないのだと続けるスザンナ。しかし「すす」量が圧倒的で、なんとシャドー家が生産する「すす」のうち、6割がバーバラによるものだという。

全てのシャドーが出す「すす」よりも多い量を出せるからこそ、バーバラは「こどもたちの棟」のリーダーのようだ。

 

会話をする前に、部屋に何か仕掛けられていないか調べるエミリコとケイト。何もないことを確認した上で、互いに今日見聞きしたことを小声で報告し合う。

ショーン達のことは「シャドーハウスへの忠誠心は強くなったが、それ以外は以前通り」と解釈するケイトだった。

一方、自室でケイトからの手紙を読んでいるジョン。そこには「私ジョンの事嫌いよ ショーンの方が主人みたいだもの」という言葉が綴られていた。

ショックのあまり、すすを大量に出すジョン。しかし本当にケイトが伝えたかったメッセージは、「すす」であぶり出しされるように書かれていた

ケイトは、わざとジョンのすすが出るようなメッセージを書いたのだ。

まとめ
  • スザンナは「すす」を他人の体にまとわせることができる
  • バーバラは会話不能になることがある
  • バーバラはシャドーハウスが1日に生産する「すす」のうち6割を出している

シャドーハウス【4巻】の感想

ルウとリッキー、めちゃくちゃフラグ立ってる!

あまり自分の考えがなく、感情の起伏も薄そうなルウが、リッキーといて楽しかったと告げるシーンとても良かったです。

ただでさえ意識してそうな感じだったのに、こんなの絶対リッキー惚れちゃうじゃないか…!

岩が迫ってきて、手を取り合っているショーンとリッキーも可愛かったですね。

リッキーは最初嫌な奴でしたが、話が進むにつれてどんどん愛しいキャラになっているように感じます。

それにしても今回はすごく色々なことが判明しましたね。

途中から予想はしていましたが、生き人形が人間だったとは。ケイトがそれを知っていたというのも驚きです。

最初エミリコに結構きつく当たっていましたが、あれは信用できない故の態度だったわけですね。

そしてラム…。顔の見えない人形の正体が、まさか”お披露目”で失敗し、珈琲で記憶を奪われた人間の末路だったとは。

少しずつシャドーハウスの謎が解明されてきたものの、まだまだ謎は深まるばかり。5巻もとても楽しみです!

>>シャドーハウス5巻のネタバレ・あらすじはこちら

シャドーハウス4巻が無料で読める!

U-NEXT<ユーネクスト>を使えば無料トライアル登録をするだけで4巻を無料で読めちゃいます。

30日以内に解約すれば料金は一切かからないですし、U-NEXT<ユーネクスト> で配信しているアニメも見放題なのでおすすめです!

登録が面倒な場合はebook japanがおすすめです。期間限定とは言え、定期的にシャドーハウス1巻の無料配信や、試し読み増量も行われています。

ebook japanは毎週金曜日には20%還元キャンペーンを行っていますし、週末も15%オフクーポンが配られるのでお得に漫画を購入することが出来るんです。

わたしはebook japanで最新刊まで購入しちゃいました! 20%還元の日にしか漫画を買わないので、定価で買うよりも今までで既に5万円以上得しています。