夏目アラタの結婚の【第8巻】に掲載されている60話~68話のあらすじ・ネタバレ・感想をまとめています。
児童相談所に勤める夏目アラタは、結婚に夢など抱いていない30代の独身だった。
ある日担当児童から、父を殺した犯人に代わりに会ってほしいという依頼を受けるアラタ。
品川ピエロと呼ばれる連続殺人犯に面会しに行くアラタだったが、会いに行くたびに彼女の印象は目まぐるしく変化する。
一体どれが彼女の本当の素顔なのか____!?
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この先ネタバレを含みます。未読の方はお気を付けください。
Contents
夏目アラタの結婚8巻のあらすじ
真珠の発言から、実は彼女は起訴時に未成年であった可能性をつきとめたアラタ。検察側も真珠が成人済だという証拠を出せず、公判は一旦閉廷となった。裁判は完全に一からのやり直しなのだ。
再逮捕されるまでの一瞬のスキをついて、迎えに来たアラタのバイクにまたがり、拘置所へは行かず逃走する真珠。
親族は犯人隠避の罪を免除されるとはいえ、あくまでそれは裁判官の裁量に過ぎない。真珠とアラタの行く「先」には一体なにがあるのか___。
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夏目アラタの結婚【8巻】のネタバレ
第60話/同類だ
ブラコン
真珠の被害者である周防家に、お線香をあげにいったアラタ。帰り道で、周防沙菜は被害者である兄とは血が繋がっていなかったことを明かす。
ブラコンであるという沙菜の言葉に、アラタは納得した。だから年上の自分にも沙菜はグイグイきていたのだ。
あの女は死刑になりますよね?とアラタに念押しする沙菜だったが、アラタは沙菜の質問には答えなかった。
似たもの同士
子供たくさん欲しいなと言う沙菜に、自分はいらないと返すアラタ。子供がいたら死にたい時に死ねないからだ。
夏目アラタ「生きる自由を縛られるより、死ぬ自由を縛られるのが、俺は嫌みたいだよ」
(出典:夏目アラタの結婚60話)
自分は結局真珠と同類で似た者同士だと考えるアラタ。
そして沙菜に、真珠はおそらく死刑にならないこと、自分は真珠の旦那だから2人きりでは会わない方がいいと伝えるのだった。
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第61話/恥じず隠さず
万に一つ真珠が出所したら、日々の生活や将来の事など問題は山積みだ。子供だって…と言いかける所長に、子どもなんて作るわけないと反論するアラタ。
しかし所長は、結婚だってする気がなかったのに今結婚しているじゃないかとアラタに返す。子供がいらないと思っていても、相手が側にいれば直に繋がりたくもなるし子供が出来る事もあるというのが所長の主張だ。
そしてそんな時は、自分のことを父親だと思って恥じず隠さず話してくれと所長は言葉を続けた。
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第62話/ただの夢
真珠と宮前
宮前からアラタの近況について尋ねる真珠。遺児の第一発見者となったことにより共犯の疑いをもたれたアラタは、真珠とは面会が出来ないのだ。
アラタがバイクを持っていることを宮前から聞き出した真珠は、次の公判にはライダースで決めてバイクで来るように伝えて欲しいと述べる。
ちっぽけな夢
ペアのヘルメットとかもし法廷で見れたらと語る真珠に、ちっぽけな夢を見させてあげたいと考える宮前。公訴棄却となっても真珠を待っているのは再逮捕で、拘留は何年も続くはずだ。
そんなことを考える宮前に真珠は、アラタに上告放棄書を出させて欲しいとお願いする。戸惑う宮前に、法に触れることは何も考えていないと真珠。
ただアラタの気持ちを確かめたい、「夢」を少し見たいと言う真珠の言葉にぐらっとくる宮前だった。
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第63話/棄却
真珠(1)
宮前に言われた通り、ライダースジャケットを着てバイクで法廷にやってきたアラタ。しかし傍聴の抽選に漏れてしまう。
宮前はアラタに、上告放棄書を出してほしいからひとまず裁判所からは離れないで欲しいと伝えた。
そして真珠は、アラタと同じ、ライダースジャケットに身を包んで法廷に現れた。
真珠(2)
検察側は起訴時に真珠が20歳を超えていたという証拠を用意することが出来ず、公訴は棄却された。
真珠は、アラタが自分の秘密に気が付いてくれてほっとしたと話す。吐きそうになる様子を見せながら、どうしても母親が人殺しだとは言えなかったと言う真珠。
そして自分はずっと何者なんだろうと思っていたこと、でも今自分はアラタの妻の「夏目真珠」であることを涙を流しながら真珠は述べた。
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第64話/何もない
遠いところへ
公判は閉廷された。公訴が棄却されたことで、一審も二審も全てなかったことになったのだ。法廷で話された会話も基本的には記録に残らず、完全に一からやり直すことになる。
そして真珠が18歳未満の可能性がある以上、死刑にも出来ないし実名報道も出来ない。「夏目真珠」という名前は、もう誰も記事にする事も出来ないのだ。
裁判長は、裁判を振り出しに戻すことが果たして真珠の本当のゴールなのだろうかと考えていた。
ない
夕方の17時前。上告放棄書が提出されたかどうか裁判長が確認すると、そこにはアラタがいた。彼の目の前で、上告放棄書を提出するアラタ。
そして裁判長に、今真珠を拘束している法的根拠は何かと問う。それに対し「ない」と答える裁判長。
今現在は再逮捕の令状も出ていない。真珠を縛っている法律は、今は何もないのだ。
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第65話/ま、いっか
釈放された真珠
上告放棄書が提出され、一旦釈放された真珠。これから拘置所に移動するという警察官に、真珠はいやだと答える。
手続き上必要だと言う警察官だったが、もちろんこれは任意で強制は出来ないのだ。
警察官は、真珠が動けないように人で壁を作る。真珠が触れたら公務執行妨害で逮捕されるというわけだ。
アラタは
アラタを呼ぶ真珠だったが、現れたのは裁判長だった。5分や10分で令状を出すことは出来ない。だからこそ、裁判所が閉まるギリギリの時間に上告放棄書を出させたのだ。
自ら服を脱ぎ、肌を見せることで警察官を戸惑わせ、その隙をついて走り出す真珠。アラタの名前を呼ぶもアラタは来ない。外には何も待っていなかった。
真珠が諦めかけて「ま、いっか」と小さく呟いたその時、バイクのエンジン音が聞こえてきた。アラタが来てくれたのだ。
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第66話/アラタ
アラタが来た理由(1)
何故戻ってきたのかとアラタに尋ねる裁判長。親族は犯人隠避の罪を免除されるとはいえ、あくまでそれは裁判官の裁量によるものなのだ。
そしてあくまで免除であり、罪にならないわけではない。
しかしアラタは意に介さず、真珠にしっかり捕まっているように言い、バイクを発進させた。
アラタが来た理由(2)
アラタは帰ったと裁判長が言っていたという真珠に、確かに帰ろうと思って一回は駐車場を出たというアラタ。逃亡を心置きなく手伝ってくれる「親族」が欲しくて結婚したのかと思ったのだ。
でもそうじゃないと思ったから戻ってきたんでしょ?と尋ねる真珠の言葉には答えず、アラタはバイクを加速させた。
品川真珠「誰かを…待ってて初めて…その誰かが来た」
(出典:夏目アラタの結婚66話)
第67話/嫌いじゃない
葛西の砂浜に来たアラタと真珠。真珠はアラタに目を瞑るように言う。
真珠自身も目を瞑り、まるで動物のようにアラタの匂いを嗅ぎだした。
品川真珠「やっぱりタバコのにおい……
___だけじゃない」(出典:夏目アラタの結婚67話)
そのまま真珠に口づけされるアラタだった。
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第68話/いい奴だから
藤田の家(1)
砂浜を後にし、バイクにまたがるアラタと真珠。ところが真珠から目隠しをされ、一瞬真っ暗な視界になったアラタ。走りかけじゃなかったら大事故になっているところだ。
やっぱり真珠は死にたいのだろうか。行く当てもないアラタは、傍聴席で知り合った藤田に連絡をする。すると彼は快く宿泊を了承してくれた。
2人きりがいいと言う真珠だったが、アラタはその2人きりになるのが嫌なのだ。18歳未満かもしれない少女と寝るわけにはいかない。
藤田の家(2)
せっかくなので食事は宅配で豪勢にいこうかという藤田だったが、お米があるから炊けばいいと真珠。
藤田「…ねえ、真珠さん
夏目さんは殺しちゃダメだよ?」(出典:夏目アラタの結婚67話)
アラタがお風呂に入っている間に、藤田は真珠に話しかける。アラタはいい人だからと言う藤田に、この家にゴムは無いのかと真珠。
ないし買ってこなかったと藤田が返すと、真珠は一回だけならいいかと言うのだった。
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夏目アラタの結婚【8巻】の感想
気になるところで終わってしまった!!!
次回、アラタと真珠は結ばれてしまうのでしょうか…?!
所長にも言われていましたが、アラタは拒否しつつも結構一線を越えてしまうタイプの人間ですよね。
真珠に迫られたらなし崩し的に許しちゃいそうな気もしないでも…ないけど…大丈夫かな?!笑
そして法の隙間をついて真珠が脱走したことについてもびっくりです。
真珠の頭が良すぎるし、そもそも宮前が完全に真珠に同情していなかったら成し得ないのでそれもすごいなと。
真珠とアラタの初めてのキスシーンもドキッとしちゃいました!
作者である乃木坂太郎さんの画力が本当にすごいので、もし次巻で濡れ場があるとしたら見てみたい気がしますね。
圧倒的画力と、あらすじに書ききれない真珠の駆け引きが魅力的な「夏目アラタの結婚」、是非マンガでも読んでみて下さい😆✨
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