レビュー

【ライブアライブ】リメイク評価&レビューとクリア後感想【つまらない?】

2022年7月22日に発売されたライブアライブ(LIVE A LIVE)のリメイク版をクリアした上でのレビューと評価です。

前半はネタバレ無しの評価やレビュー、感想を述べています。

後半はネタバレを含むのでこれから新しくプレイしようという方はご注意ください。

ライブアライブ(LIVE A LIVE)とは

ライブアライブとは、元は1994年9月2日に日本のスクウェアから発売されたSFC用RPGです。

此度、スクエアエニックス(SQEX)の浅野チームにより、HD-2Dでフルリメイクされました。

SQEXの浅野チームが手掛けた他の作品

  • オクトパストラベラー
  • トライアングルストラテジー
  • ブレイブリーデフォルト
  • ブレイブリーデフォルト2
  • DQ3リメイク(予定)

ライブアライブをクリアした評価とレビュー

総合評価
音楽
バトル
ストーリー

先に結論から述べますが、めちゃくちゃ面白かったです。自分はライブアライブSFC版は未プレイで、完全に初見でプレイしましたが夢中になって遊びました。

何よりリメイクに携わった方々の作品への愛やリスペクトを随所に感じました。大人が本気でリメイクしたという印象を受けたので、正直なところ「買い」だと思います。

ライブアライブ未プレイの方は勿論、既プレイの方でも満足のいくリメイク作品なのではないでしょうか。

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サントラ買う価値あり!良質な音楽

ライブアライブの音楽は、ゲーム音楽の作曲家として有名な下村陽子さんが手がけています。

LALリメイク版も下村陽子さん監修のもとリアレンジした楽曲で、どれも良い意味で耳に残る曲ばかりです。

SFC版の音源とも聞き比べてみましたが、LALリメイク版の音楽はより壮大になっています。ゲームをプレイせずとも、リメイク版の楽曲を購入するだけでも価値があると感じました。

サントラには、影山ヒロノブ氏によって熱く歌い上げられた近未来編の主題歌「GO!GO!ブリキ大王」も収録されています。

ゲーム発売前にはAmazonゲーム音楽でベストセラー第一位にも輝いており、如何にファンから愛されているかが伝わってきます。

2022年8月現在、サブスクには登録されていないので気になる方は是非サントラを購入してみて下さい◎

バトル難易度は易しい

ライブアライブのバトルはチェッカーバトルと呼ばれるマス目上のターン制バトルです。リメイク版のバトル難易度は易しめであると感じました。

基本的には技を連打しているだけで勝つことが可能です。たまに強い雑魚敵が出現しますが、レトロゲームならではかなと思います。逃走確定なのが有難かったです。

ボス戦も得にレベリングをする必要などは無かったので、手軽にプレイ出来て大助かりでした。

様々なストーリー

ライブアライブのストーリーは7人の主人公からなるオムニバス形式です。

そのため、個人的には一つ一つはやや薄味というか大味かなと感じたものの、どれもとても面白かったです。

世界観がストーリーごとに異なるので、毎回新鮮な気持ちで楽しむことが出来ました。

豪華な声優陣

キャラ 声優 その他出演作品
おぼろ丸 橋詰知久 進撃の巨人/ベルトルト
オルステッド 中村悠一 呪術廻戦/五条悟
ボゴ 緒方恵美 新世紀エヴァンゲリオン/碇シンジ
ユン 下野紘 鬼滅の刃/我妻善逸
高原日勝 関智一 ドラえもん/スネ夫

ライブアライブリメイク版は全キャラクターに声がつき、ほぼフルボイスになっています。

起用されている声優さんは有名な方ばかりで、上記の他NARUTOの自来也役の「大塚芳忠」や銀魂の銀さん役で有名な「杉田智和」、ワンピのエース役「古川登志夫」などが名を連ねています。

他にも「石田彰」「若本規夫」「堀川りょう」「櫻井孝宏」など人気声優が多く演技されている豪華な作品です。

体験版は引継ぎ可能

ライブアライブリメイク版は、体験版がSwitchで配信されています。

ストーリーの序盤までプレイ出来るので、作品の雰囲気を掴むことが可能です。

レベルやアイテムなど製品版に引き継ぐことが出来るので、気になった方はまず体験版をプレイしてみて下さい。



ライブアライブはつまらない?

バトル演出が長い

一個一個の技のモーションが長いものが多いです。

これは原作SFC版もそうなのかもしれませんが、もう少しテンポ早く技を撃てたら良かったなと思います、

そのため、難易度の割には一戦一戦にそこそこ時間がかかるので、雑魚敵とのバトルがやや億劫でした。倍速機能が欲しいところです。

バトルが易しすぎる

初見プレイとしてはバトル難易度は易しめで助かりましたが、SFC版と比較すると全体的にぬるくなっていると感じたプレイヤーもいるようです。

確かに「EASY」「NORMAL」「HARD」くらい難易度が設定されていたほうが、特に既プレイヤーにとっては遊びがいがあったのかもしれません。

ややテンポが悪め

マップ切り替えのロードが結構あること、そしてバトルにおける演出がやや長めなことから、ややテンポが悪いなと感じました。

ただ、演出やロードの長さはSQEXチーム浅野さんの他ゲームでも感じることです。

そのため、他のゲームと比較してライブアライブが特別にテンポが悪いというわけではないと思います。



結論:ライブアライブリメイク版は面白かった

個人的にはライブアライブリメイク版はとても面白かったです。名作だと言われているのも頷けるなと思いました。

ここ数年色々昔のゲームのリメイクやリマスターが出ていますが、その中でもライブアライブは1、2を争うくらい良いリメイクだと思います。

2D-HDのマップも綺麗ですし、キャラクターのドット絵の動きも細かくて良かったです。原作を大事にしながら、現代風にアレンジされたんだろうなと感じました。

既プレイの方も、そうでない方もぜひプレイしてほしい良ゲーです😆✨

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キャラデザの各先生からのお祝いイラストまとめ

(画像引用元:SQUARE ENIX公式サイト)

キャラクターデザインを手がけた各先生からのお祝いイラストです。

以下、ストーリーやシステムのネタバレを含みます。

ライブアライブネタバレ感想

ストーリーについて

最初はただ7人のオムニバス形式の物語なのかと思ったんですが、7つをクリアすると中世編が現れ、まさかの中世編の主人公がラスボスという展開には驚きました。

魔王になるまでの過程は心痛かったですが、4人PTで一番RPGらしいのも良かったです。人は誰しもが魔王に成り得るというのがおそらく作品のテーマなんでしょうね。

強いて言うなら7人が共闘する理由が薄いですが、おそらくそこがメインというわけではないので仕方ないのかもしれません。

中世編までのストーリーもどれも自分は楽しめました。一番好みなのは原始編です。コミカルで可愛かった!SF編は結構怖かったですが、昔の洋画っぽさもあって良かったです。

個人的には現代編は一番最初に選ばなくて良かったなとは思いました。最初にプレイしていたら途中で投げてしまっていたかもしれない。一つだけ格ゲー形式で意表をついているという面白さはありました。

バトルについて

ライブアライブのバトルは、別の仲間に行動をパス出来たりと色々戦略性があって面白かったです。

上述したように、バトル難易度が低めでレベリングが不要なのも初見プレイヤーには大助かりでした。ただし一回一回のバトルが冗長なのは閉口しました。

モーションが長い技も多いため、雑魚戦に時間がかかるのであまり気持ちよくプレイは出来なかったです。特に最終編は、自然とバトル回数が多くなるので少し面倒でした。

まとめ:プレイしてよかった

タイトルだけは知っていたライブアライブ(LIVE A LIVE)リメイク版、本当に素晴らしいゲームでした。プレイして良かったです。音楽も本当にカッコ良かった! サントラ買いました✨

28年前の作品だなんて信じられないですね。当時のゲーム界隈の事情には明るくないですが、きっと画期的なゲームだったのではないでしょうか。

あくまでレトロゲーではありますが、古き良き名作が、現代風にアレンジされていて自分はとても遊びやすかったです。

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